◆最新情報(2011年)◆ |
弁天道(無動寺道)の丁石[2011年12月] |
久しぶりで弁天道(弁財天道・無動寺道)を歩きました。坂本・庄ノ辻から無動寺本坂を登り、明王院・弁天堂へお詣りしたのち京道(一乗寺道)を下りました。京道の十四丁で、これまで知らなかった丁石があるのを発見(写真右のもの)。京都からの主要道だけに、時間を経て何度も設置されたものと思われます。 写真は、上から「京道」の標石(左)と十四丁の標石二本(右)、落葉に埋もれる一乗寺への道、曼殊院道から見たテンコ山と比叡山方面の景観です。 |
紅葉の様子[2011年11月] |
この秋は例年に比べて紅葉が遅れていましたが、11月下旬の低温による影響からか、このところ急に彩りが美しくなってきました。11月末の坂本(上2枚)と浄土院(下)の様子です。 |
彩り豊かな大宮川[2011年10月] |
いつも歩いているのに、これまで気付かなかった花が見られると、その日は得した気分になります。花の時季に通っていなかったのか、見落としていたのか、この川の良さを再認識しているこの頃です。流域では、色とりどりの花が咲き誇っていました。下旬になると、そろそろシーズンも終わりになります。 左上から、ヤクシソウ・アキチョウジ(白花)・アケボノソウ・オハラメアザミ。右上から、ナギナタコウジュ・アキチョウジ・ツリフネソウ・ミカエリソウ。中央下は、水辺に咲くオタカラコウ。 |
秋の気配[2011年9月] |
残暑が厳しいこの夏ですが、山稜では秋の花たちが目立ってきました。写真は横川の道で見つけたものです。上はキンミズヒキ(左)とヤマジノホトトギス(右)、下はクサアジサイ(左)とツルリンドウ(右)。朝夕は涼しくなり、気持ちよく歩けます。ちょっと早起きすると、季節の移ろいをひとあし早く実感できます。 |
家の近くでは、キツリフネ(左)とカラマツソウ(右)が咲いています。 |
8月28日の四季講堂[2011年8月] |
晴天のこの日、元三大師誕生會の準備が四季講堂(元三大師堂)で行なわれていました。門前には桟だけになった障子が干され、堂内は新しく障子紙の貼られたものが並んでいます。9月3日は、少しは秋らしくなるでしょうか。 |
夏の花、秋の花[2011年8月] |
これまでの天候不順を反映して、草花の開花時期がバラバラになっています。今夏は、キツリフネやイワタバコの花が確認できていません。祇園祭の花であるヒオウギがやっと開き始めたかと思うと、初秋の花も咲いていたりして、植物たちも困惑しているのではないかと案じています。夏らしい天気になって、これから順調に移ろうことを願っています。8月になって咲き始めたヒオウギ(上)と初秋の花=アキノタムラソウ(下)。 |
「つつじヶ丘」の風景[2011年6月] |
蛇ヶ池にあったスキー場(「比叡山人工スキー場」)跡から東塔へ向かう雲母越の道に、近年ツツジが多く植えられています。写真は5月下旬の様子ですが、山腹が赤や白で彩られていました。 なかには園芸種も使われているように思われますが、この付近の自生種だけで一帯が覆われたら、大和葛城山のように素晴らしいものになるのではと感じています。下の写真は、山中に広く分布するヤマツツジ。 |
強風の爪痕[2011年5月] |
5月29日から30日にかけて、台風2号から変わった低気圧の通過で、強い風が吹き荒れました。大雨の影響もあり、倒木があちこちで見られます。30日の午後に坂本から横川へかけて歩いたところ、中尾坂の上部で写真のように大木が道を塞いでいました。他の道でもご注意ください。 |
緑に映えるピンクの花[2011年5月] |
日当たりのよい松林や雑木林に、オオイワカガミの群落を何箇所か見つけています。先日のカタクリに続いて確認に行ってきました。 今春の天候不順や積雪深から、どの植物も花の時季をなかなか読めなかったのですが、この花はほぼ例年なみのようです。生育環境に大きな変化がなかったということでしょう。株によって、紅色に近いものから白っぽいものまで、かなりの濃淡があります。黄色いミヤマキケマンも目につきました。 延暦寺の堂舎が並ぶ標高600mあたりでは、ムシカリ(オオカメノキ)の白い花がよく目立ちます。また、奥比叡ドライブウェイの沿道に植えられた八重ザクラも、標高の高い地点ではこれからが見頃です。 |
落葉広葉樹の林で[2011年5月] |
楽しみにしているカタクリを探しに、落葉広葉樹の林を歩いてきました。残念ながら、シカがカタクリの味を覚えたようで、一輪も見ることができませんでした。あるいは、今春は時期が違うのかもしれません。しかし、他の花々が枯れ色の林に彩りを添えています。 タムシバの花がまだ残る林床では、緑鮮やかなヤマアイなどが見られます。いよいよ若葉・青葉の季節です。リフレッシュに出かけてみませんか。 写真は、上からクロモジ(左)・キタヤマブシ(右)、淡い緑が出始めた落葉広葉樹林、シキミ(左)・アセビ(右)、コバノミツバツツジ(左)・ヤブツバキの林(右)です。 |
「比叡アルプス」のコースと標識[2011年4月] |
「比叡アルプス」へ取り付くのに、アプローチをどうするかで頭を悩ませることが多かったようです。 昨年あたりから簡易の標識が設けられ、一乗寺下り松より登る明瞭なコースが出現しました。狸谷不動尊の奥に「元勝軍地蔵尊道」の標石が立っています。ここから三十六童子を順番に辿っていくと、瓜生山の山頂東側にある京都一周トレイルの標識に出合います(No.59-5)。尾根伝いにNo.63まで進み、北白川歴史の道を無動寺川まで降り、左岸に渡って右手の小谷から支尾根へ取り付くように続きます。以前の山道や本流沿いの弁天道は歩かれなくなり、今後はここに紹介するコースが定着するものと思われます。 左上の写真は「元勝軍地蔵尊道」の標石と第一番の童子像、右上は無動寺川を左岸へ渡る地点。下は「比叡アルプス」の尾根道です。タムシバとアセビの花が目につきました。 (※コースの地図は1:50,000「京都東北部」を背景に使用し、道や地名を加筆しました) |
積雪情報[2011年1月] |
今冬は例年になく寒気が南下し、4〜5日に一回は降雪があります。坂本では解ける前に次が積り、標高300メートルあたりから雪に覆われています。写真は1月15日の様子です。東塔と西塔を結ぶ御廟道で20センチ程度、吹き溜まりでは40センチになります。季節風が吹き付ける北面に多く、東塔本坂では亀塔より上、雲母坂では浄刹結界趾と千種忠顕碑の間より上で一面の雪景色でした。16日も前夜から降り続き、山麓でさらに15センチの積雪になりました。山行の際は、アイゼンなどの滑り止めも用意しましょう。 上の写真は雲母越と西塔の釈迦堂、下は御廟道の石段です。 |
初巳(無動寺谷辯天堂)[2011年1月] |
2011年の「初巳」は1月2日にあたり、年末に降った新雪が20cmほど残っていました。坂本ケーブル延暦寺駅前には滑り止めの荒縄が用意され、参拝者がそれぞれ自分の靴に巻き付けて急な参道を上り下りしています。近年にはない雪に、当日午前の参拝者は例年に比べ少ないようでしたが、若い女性や子供たちの姿も増えて正月の華やいだ雰囲気に包まれていました。無動寺本坂や京道も人の姿が見られ、人々に親しまれる「辯天さん」を実感した一日でした。 上3枚の写真は参詣道と辯天堂およびポスター。左下の写真は、当日見た裳立山からの大比叡、右下は延暦寺駅からの三石岳と奥島山(右遠景)です。 |
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