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*以下の山名・地名考は、「比叡山系を歩く」(2003年)より抜粋して掲載しています。
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ran04_5_3t ながらやま 354m 
最高点=400m 三角点=370.1m

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三角点
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如意ヶ岳への山稜
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*上=三等三角点 右=三角点付近より如意ヶ岳につづく山稜を望む
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 園城寺(三井寺)の歴史を記録した『寺門伝記』によると、「それ長等山は近州の鎮山なり、東は長江を抱き、西は山州に跨がり、北は叡岳に列らなり、南は大路に倚よる(中略)倭国の中心に蟠踞して、天下の名峰なるものなり」(原文は漢語)とあって、園城寺の西側に連なる寺領の山なみを指していた。山号も長等山である。
 したがって、地図上にも間隔をあけて表記されている場合が多い。
 大津港あたりからは、顕著な支尾根を持つ354m峰が間近に望まれ、その奥に最高峰が続いている。また、三等三角点(370.3m、点標名=別所)から北にのびる尾根が空を区切り、その先に千石岩が白く光っている。
 いっぽう、小関越につながる南の尾根には、児石のある児ヶ峰(児石峰)や道場坊山などがあって、園城寺南院の三尾明神より藤尾奥町へ越える峠は、坊越の峠と呼ばれている。これは、勧学院から普賢堂を経て長等山へ登る道を、坊道と称していたことに由来するものと思われるが、この道は、かつては善法院あたりより山へ取りついたようだ。1941(昭和16)年の山津波で埋没し、現在は「名勝及史蹟 善法院庭園」と彫られた標石〔1936(昭和13)年〕と石垣が残っているにすぎず、道は確認できない。

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