Space
Space
Space
*以下の山名・地名考は、「比叡山系を歩く」(2003年)より抜粋して掲載しています。
Space
Space
Space
ran04_2_4t みずいやま (釈迦ヶ岳・阿弥陀ヶ峰)  793.9m

Space
Space
Space
尾根道
Space
Space
*山頂付近の尾根道
Space
Space

 西面の谷を水井谷と呼び、山名もそれに基づくものと思われる。
 北側の仰木峠と峰道が通るせりあい地蔵との間には、戦前まで明瞭な道がなく、主稜線に登山路が開かれたのは比較的新しい。北山クラブのレポート集『京都北山1』〔1967(昭和42)年〕でも、水井山については「(水井山の)尾根筋はブッシュがひどい」と記されている。
 近江と山城を結ぶ峠道や修行の道、八瀬・大原から横川に通じる参詣道(元三大師道)などは、この山を直接登らない形でつけられており、比叡山の峰続きでありながら、それらから独立した山といえるだろう。
 山名は明治時代の地形図にも既に記載されており、人々からはっきりと認識されていたことが推測できる。

Space
Space
space
山岳リストへ戻る
space
stage03_02
space