探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.846【伊勢山から峰相山へ】
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左=山桜広場から東尾根に向かう  右=伊勢山の頂上
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東尾根から北東方向を望む(遠景中央は明神山)
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明神山(中景中央)。遠景左は雪彦山。明神山との間に夜鷹山
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神座ノ窟
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本龍野方面(遠景右手は「寝釈迦」の山稜。右に亀山)
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左=空木城跡  右=神座ノ窟
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遠景右手は「新龍アルプス」の山なみ。手前に鶴觜(つるはし)山の山稜が重なる
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明神山(遠景右手の鋭鋒)。最遠景中央は大天井岳と中央右に夜鷹山
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東方向の眺望(城山=置塩城跡の山塊。前景は奥山の山稜)
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最遠景に家島諸島と小豆島が見える
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左=岩稜を降る  右=峰相山の樹林(三等三角点「伊勢」分岐)
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峰相山(中央右手は三等三角点「伊勢」)
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 「とんがり山」から峰相(みねあい)山を昨秋に歩いてよかったため(峰相山を歩く)、今回はその北側に連なる伊勢山へ出かける。播磨の低山はおもしろい山が多く、岩場や瀬戸内の景観を期待して緑台の山桜広場から入山した。葉を落とした雑木林は明るく、雰囲気のよい道がつづく。地元の保護維持活動が熱心なのか、ササユリやラン科植物とツツジ類も多いようだ。
 奥山(280.0m)と298m峰の鞍部から東尾根の岩峰を経て伊勢山にたどり着いた。途中の岩の上からは、明神山をはじめ播磨南部の山々が姿を見せている。頂上から西へ降ると、この日のハイライトともいえる神座ノ窟(しんざのいわや)が現れた。岩場の穴から新宮方面の景色が広がる。少し下へ降りて回り込むと神像が祀られており、順番に参拝と写真撮影を行なう。
 さらに降って、支尾根の先端にある空木(うとろぎ)城跡で昼食にする。手前の岩場からは、たつの市方面の里が近い。現地の説明版によればこの山城は「赤松遠見の城」と呼ばれ、1394〜1428年に築かれたとされる。
 伊勢山の西峰から西尾根を南下すると、ときどき岩場が現れほどよい緊張感が刺激になる。284m標高点の南側にある展望台で休憩。淡路島はどうにか認められる程度だったが、家島諸島と小豆島は明瞭で近い。山桜広場へ下る里山西コースを東に分けると、急坂と岩稜がつづく。なかでも215m峰の南西支稜にはすっきりした一枚岩が隠れていた。南稜を降ると広々としたザレ地があり、峰相山が目の前に横たわる。鶏足寺跡の平坦地を経て頂上に達した。
 「近畿自然歩道」の標識に従って、打越のグラウンド横に下山する。乗車予定のバス時刻3分前に到着。尾根の北側は『太陽公園』の「石のエリア」で、神殿がすぐそばにあった(2023.3.5)。
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峰相山系の山なみ(打越西から)
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