探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.809【峰相山を歩く】
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左=石倉稲荷神社(鳥居前の道路に峯相山寺趾への道標が立つ)  右=162m標高点西側の岩壁
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とんがり山(左=風早峰)と亀岩(神岩=ピーク手前左手の大きな岩)
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亀岩(神岩)と遠景中央左手は書写山(最遠景右は六甲の山なみ)
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瀬戸内海と家島諸島
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登ってきた稲荷神社からの尾根を振り返る(中景右は石倉の集落)
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左=とんがり山への急登  右=四等三角点(最高地点は258m)
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たつの市方面を望む(最高地点から。遠景中央から右に「新龍アルプス」の山稜がつづく)
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小豆島(遠景左手は碁石山。最高峰は星ヶ城)
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播磨南部の山々(遠景左は七種山。左手の最遠景は千ヶ峰。手前の遠景中央は笠形山)
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大黒岩から見下ろす新宮方面(遠景左は「新龍アルプス」。手前は鶴觜山の山稜。中景中央は追分山城跡)
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左=鶏足寺跡に祀られた仏像  右=五輪塔などが点在する寺跡の平坦地
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左=峰相山頂上  右=ヤマグミ
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書写山(手前中央は太陽公園。右に白鳥池。前景は白鳥台の住宅地が広がる)
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 播磨地方には、小粒ながら岩山が各地にあって、楽しめるルートを提供してくれる。今回は、書写(しょしゃ)山と鶴觜(つるはし)山の間にある峰相(みねあい)山へ出かけた。姫新線の「太市(おおいち)」駅に近づくと、さっそく尖った山が姿を見せる。とんがり山と呼ばれる風早峰である。尾根つづきの北側には峰相山があって、山中に鶏足寺の跡が広がる。この山稜の総称が峰相山らしい。
 石倉にある稲荷大明神から尾根に取り付き、送電線が通過する鞍部と162m標高点を越えてピークをめざす。亀の甲羅に似た亀岩(神岩)に上れば、一気に景観が開けた。水の溜まった窪みがいくつもあり、伝説によれば年中枯れることがなく、ここで育っていた香稲(かしね)が諸国に広がったという。急坂を登り切るととんがり山の最高地点(258m)に着いた。三角点は尾根の少し先にある。露岩を縫って北へ向かうと支尾根の先に大黒岩が現れた。新宮方面や笠形山の特徴ある山嶺が眺められる。
 平坦な鞍部周辺は寺院跡で、小さなお堂や五輪塔が点在する。緩やかな登りをわずかで峰相山の頂上に着いた。南東に進路をとると辺りが甘い香りに包まれる。見上げるとヤマグミの花が咲いていた。216mピークで近畿自然歩道と分かれ、展望のよい広場から白鳥台(はくちょうだい)の住宅地に降りる。周辺の地質は流紋岩や凝灰岩で急峻な斜面が多い。太陽公園の白鳥城を見ながら姫路へのバスに乗車する(2022.10.11)。
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