探山訪谷[Tanzan Report]
space
space
space
space
 No.683【菩提寺山を探る】
space
210607_1
space
space
「展望岩」からの眺望(遠景右は比叡山)
space
space
space
210607_2
space
space
南峰(龍王祠)の眺め(最高峰は阿星山)
space
space
space
210607_3space210607_4
space
space
左=奉納された亀石(和田神社)  右=少菩提寺閻魔地蔵
space
210607_5space210607_6
space
space
左=山中に散らばる阿弥陀仏や五輪塔  右=磨崖五輪塔
space
210607_7space210607_8
space
space
左=磨崖地蔵尊  右=高台にある菩提寺地区の旧共同墓地(火葬場跡)
space
space
 昨年の新緑の季節に、湖南市の菩提寺山へ登ってすばらしい眺望を楽しんだ(No.575 展望の菩提寺山)。低いながらも魅力を持っているため、初心者向きの山登り講座で出かけることにする。地元の菩提寺地区では、南峰に祀られる龍王祠にちなんで龍王山と呼ぶようだ。
 「展望岩」と南峰で景色を眺め、表登山道で和田神社に下山する。少菩提寺の縁起にかかわる亀石(神亀)から、集落を通って山麓の散策路を巡ってみた。国史跡の石造多宝塔から小さな谷を遡ると、いろいろな石仏が次々と現れる。『菩提寺まちづくり協議会』の説明版が親切で、墓のそばに置かれた阿弥陀仏は極楽への願いを表しているらしい。また、大岩に彫られた未完の五輪塔は、少菩提寺の消失(1570年)に関連するとされ、ほかでもよく見かける一石五輪塔は中世の武士の墓だという(2021.6.7)。
space
space
210607_9
space
space
菩提寺山を背後に麦畑の間を石部駅に向かう
space
space
space
 →「探山訪谷」へ戻る→ホーム(トップ)へ戻る
space