探山訪谷[Tanzan Report] |
No.52【消える望武小屋――解体・撤去作業】 |
左=イブルキノコバ 右=雪に埋もれた廃材を掘り出す |
荷造りを終え下山の準備 |
背負子での搬出(八雲ヶ原) |
金屎峠(遠景は、沖島と奥島山) |
正面谷に設けられた集積場(南比良) |
比良山系・イブルキノコバにある望武小屋を解体・撤去することになり、京都府山岳連盟では昨年12月から作業を始めた(今春までに完了の予定)。戦前から多くの登山者に親しまれてきただけに、思い出を持つ人も多いことだろう。私も比良へ通い詰めていた頃は何度もお世話になったし、スキー場が無くなってからは、この付近では一般に使うことのできる唯一の小屋であった〔→小屋の状況(昨秋)〕。 写真は2011年1月22日の様子で、小屋の姿は既になく積み重なったトタンや材木が雪に埋もれていた。それらを掘り起こし、背負子で担げるよう荷造りして正面谷の集積場まで運び下ろした。ルートは、八雲ヶ原〜奥ノ深谷源流〜金屎峠〜正面谷〜大山口の下にあるトイレ前まで。この日は、登り約3時間、下り2時間10分の行動だった。積雪は現地で1.3m前後、金屎峠で80cm〜1m、イン谷口で20〜30cm。 今後この方面へ行かれる方は、トタン一枚・袋一つでも手伝っていただけるとありがたい。ぜひ、ご協力を。 |
京都新聞の記事 |
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