探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.412【新緑に染まる】
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「雷杉」
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早稲谷
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左=佐々里峠  右=涼しい風が通る尾根道
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左=生命力を感じる変形木  右=緑を愛でつつ縦走
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若丹国境尾根(八ヶ峰)方面を望む
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遠景右は棧敷ヶ岳(手前は鍋谷山の山稜)
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遠景左から愛宕山・龍ヶ岳・地蔵山(中景は城丹国境尾根)
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 「京都再発見」のトレッキングで、由良川と桂川の分水嶺を歩いてきた。青葉若葉の美しい季節に、自然度の高い山域に出かけようと計画していたものである。佐々里峠を出発して稜線を小野村割岳まで縦走し、先日確認した早稲谷を広河原下之町へ下る行程にした。「京都丹波高原国定公園」の中心エリアのひとつである。
 峠で出発準備をしていると、さっそく谷筋からアカショウビンの鳴声が響いてきて爽やかな空気に包まれる。付近のブナなども淡い緑色が美しい。ヤマザクラがかろうじて花を付けており、移ろう季節を感じることができた。アシウスギの古木や倒木の苔を目にしながら東に向かい、3時間余りで頂上に達した。直前に南面の開けているところがあって、北山の山々を望むことができる。どこも緑の濃淡で塗りつぶされていた。
 帰途は杓子屋町の杜若家へ立ち寄り、惟喬親王お手植えと伝わるカキツバタやベニドウダン・オダマキの花を見せてもらう。親王は「小野宮(おののみや)」と称すため、山名との関わりが感じられる。暮らしや「松上げ」に関するご夫妻のお話しは興味深く、機会があればゆっくり訪問してお聞きしたい内容だった(2018.5.15)。
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咲き始めたカキツバタ(杜若家)
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