2022年の秋に登って以来の摩耶山(No.822「摩耶山・摩耶別山」)。「新神戸」駅を出発し、山頂を経て「王子公園」駅で解散するのは同じだが、今回は学校林道から天狗道(「六甲全山縦走路」)を利用する。下山は、旧摩耶道から青谷道で市街へ戻ることにした。 まず、熊内(くもち)八幡神社からウォーミングアップで雷聲(らいせい)寺の石段を直登する。旧摩耶道に入ると大きな常緑広葉樹が並び、上部ではカゴノキの鹿子模様が目立つ。木肌も白っぽいものや濃い茶色のものなど変化に富む。東山から学校林道で主稜に合流した。手前に建つ送電線の鉄塔から、摩耶山のピークが見える 天狗道に入ると花崗岩の露岩が現れ、急な傾斜を二度登り詰めるとパラボナアンテナが建つ山頂の一角に着いた。昼食のため、まず掬星台(きくせいだい)に向かう。先日の雪がわずかに残り、気温は低く風が吹き抜けるため路面の凍結も見られた。雲が足早に通り過ぎる青空だが、靄がかかっているため遠くは望むべくもない。 頂上の三角点と天狗岩(磐座=石丸猿田彦大神)に立ち寄り、奥之院道で旧天上寺境内(摩耶山史跡公園)へ向かう。途中には、八十八所窟跡がつづく。鎌倉幕府討伐の兵を挙げた赤松円心公の石碑もあり、ここに山城を築いたらしい。堀切などが残る。周辺は「天然スギ希少個体群保護林」で、スギのほかヒノキ・アカガシ・シロダモの樹木が認められた。 蓮華院(天上寺塔頭のひとつ)の西側に立つ「旧摩耶の大杉」は、幹周8mの巨樹で市街地からも見えたという。旧天上寺の火災で枯死したと説明板にあった。足元を確かめながら石段を降り、仁王門の下から青谷川へ向かう。丁石・標石を数えながら大日大聖不動明王で谷に降り立った。よくなった道は険しい両岸に挟まれ、左岸を巻いて登り口へ下山する。 青谷川(西郷川)を離れ、神戸海星女子学院聖堂や神戸文学館(旧関西学院ブランチ・メモリアル・チャペル)など、神戸らしい景観を楽しみつつ駅まで歩く(2026.2.2)。 |