探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.1030【嶽山】
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左=和田川の徒渉点(対岸から振り返る)  右=廃屋そばの墓石
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左=急斜面から望む和田川右岸の山稜  右=登路の尾根は岩場がつづく
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最遠景左は政城山(手前右側に黒嶽)。最遠景右手は悪四郎山(手前右側に鷹ノ巣山)
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烏帽子岩〔遠景左は半作嶺。最遠景中央は太尾ノ嶺(ふどんとのみね)〕
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烏帽子岩と三ツ森山(遠景中央)
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最遠景左手は持平山。最遠景中央左は笠塔山(手前右側に大塔山)。最遠景右手は和田森(右に安堵山)
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嶽山のピークを見上げる
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安川・日置川流域(半作嶺と日置川西岸の山なみ。手前右端は本ノ谷山)
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馬ノ背
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最遠景左は安堵山。最遠景中央左は冷水山(手前右手に高尾山)
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左=西尾根の上部  右=嶽山(三等三角点。点名=嶽)
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ゴンニャク山(中央左)と野竹法師(右手)。遠景左の尖ったピークは甲森
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最遠景は大峰山脈南部の山なみ(左は中八人山。中央は地蔵岳。右手に笠捨山)。手前右側は大森山
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野竹法師(遠景左)と手前右に安川上流の山稜(背後に子ノ泊山が覗く)
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左=柿平(上ノ平)への尾根  右=植林地から仰ぎ見る南峰
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左=柿平(上ノ平)  右=山神宮(山ノ神)
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 大塔山系の嶽(だけ)山は急峻で、各所に岩場が点在する。2022年に百間山から半作嶺(はんさみね)へ縦走した折に、ぜひ登りたいと思った山である。古い案内書に「ローソクが突き立ったような岩」と記された岩場の写真が載っていて、記憶に刻まれたピークでもあった。
 コースは、和田口から和田川に沿って西尾根の取付地点に向かい尾根を直登。柿平(上ノ平)へ下る尾根を集落に下山するのが一般的である。この山域の精通者たちは、北ノ川を取り囲む稜線や山神宮(山ノ神)へ下る尾根の記録を残している。
 行動は和田川の徒渉から始まった。左岸にある廃屋から、植林の尾根に取り付いて急な斜面を登ると、露岩が目立ってくる。ところどころにフィックスロープがあるものの、なかには古く心細いものが見られるので注意が必要だ。
 標高500mぐらいに達すると、対岸の山稜が見える場所も出てきた。小ピークをやり過ごし、再び急登になると上部に大きな岩を感じる。「直登は危険」「巻道を登ること」の標識を確認し、尾根の北面を巻き気味に登る。尾根へ戻った地点から少し降ると、写真で見た岩塔が目の前にあった。慎重に岩場(烏帽子岩)まで行って眺望を楽しむ。
 馬ノ背の岩稜はフリクションが効いて気持ちよく、中辺路が通る山稜や果無山脈を見渡した。自然林の中を登るとほどなく山頂に達する。
 直下のテレビ受信設備跡から埋設ケーブルの尾根を降る。途中で方向が変わるため頻繁に確認しながら進む。標高450mぐらいから作業道が何本も左右に分かれるものの、確実を期すため尾根を忠実に降った。家屋が見えた時点で右に道を取り、獣害防止ネットを開閉して道路に出た。西尾根に比べ歩きやすいので、下山ルートとして相応しい。
 3時間ほどで終えられたため、予定していた安川渓谷まで往復する。東へ進むと、北ノ川合流地点の先に山神宮(山ノ神)が祀ってある。二股になって聳える木が特徴的だ。安川に沿って曲折する林道(安川大塔川線)を又井川出合まで歩き、トンネルの手前からトレッキングコース(約1.7キロ)を周回する。雨乞ノ滝やブルーに輝く安川を満喫した(2025.3.7)。
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安川渓谷
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左=雨乞ノ滝付近  右=美しい水流
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