日曜日のトレッキングで「比叡アルプス」の尾根を訪れた。コースは北白川から『京都一周トレイル』東山コースでNo.63の標識まで進み、いったん無動寺川に降りたのち尾根に取り付く。白鳥越(青山越)の道に合流してから、一本杉の立つ登仙台で昼食。展望を楽しんだあとは『東海自然歩道』で四ツ谷川に降る。中流にあるコグリノ滝を見下ろし、川沿いに穴太(あのう)まで歩いた。 いつもながら、大山祇(おおやまづみ)神社の辺りは紅葉が美しい。その上流にあるメタセコイアも黄色の葉を広げていた。無動寺川は、近年の水害で荒れており道が不明瞭だ。「比叡アルプス」の取付地点は2.5万図どおりで、以前のルートとは異なる。現在はこれがメーンルートなのだろう。尾根を登ると、ザラザラした花崗岩が目立ってくる。ところどころにある露岩の上に出ると、京都市街の眺望が得られた。赤や黄の色づきはまだ少し早いようだが、登仙台では綺麗な色彩を目にすることができる。 四ツ谷川流域は、ほとんどが植林地なので季節感に乏しい。ただ、両岸の険しい地形に岩を擁する付近だけは自然林が残されている。野添古墳で休憩したのち、琵琶湖を眺めながら駅に向かう。比叡山の静かなエリアを満喫する一日になった(2024.11.17)。 |