探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.997【愛宕神社表参道から月輪寺へ】
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左=清滝(ケーブル駅舎跡への階段)  右=二十五丁(なかや跡)
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京都南部を望む(遠景左は喜撰山・大峰山から宇治田原方面)
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左=黒門  右=境内の石段を上がって山頂へ
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京都市街を見下ろす(中景左=京都御所。中景右手=二条城)。遠く湖南の山なみから笹ヶ岳(右手)も見える
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嵐山(遠景左手)と桂川下流を見下ろす(最遠景右手は小塩山〜ポンポン山の山稜)
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左=シャクナゲと「時雨桜」に迎えられる  右=月輪寺本堂と親鸞聖人像
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左=境内の巨樹(「子宝紅葉」)  右=道標(「→右 月輪寺参詣道/しぐれの桜」)
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左=空也ノ滝(大杉谷)への分岐  右=登り口の標石(梨ノ木谷)
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 ガイドで、清滝から愛宕山を周回してきた。コースは表参道を登り、月輪寺(つきのわでら)を経て清滝までのコースである。山登りなら問題ないのだが、一般向としては厳しい設定だった。
 「愛宕さん」まで、鳥居本にある一ノ鳥居からだと五十丁。清滝の出発なら四十丁ほどになる。中間地点の二十五丁は茶屋・宿を営んでいた「なかや」があったところで、茶屋は一丁ごとにあったという。かつての賑わいが偲ばれる。倒木で倒壊した大杉権現社を経て水尾分かれに達し、黒門をくぐって山頂へ。ハイキングなら2時間40分程度が標準。だが、今回は3時間を超えた。
 安全面から、暗くならないうちに下山したい。そのため、参拝と昼食に40分ほどの時間を予定。下山を始めると、浮石のある岩混じりの道に行動が遅くなった。また、登りで既に筋肉痛の方もあって、足腰への負担がより大きくなる。アイシング(コールドスプレー)で様子を見ながら、ストックを使ってゆっくり足を踏み出してもらう。
 真宗発祥の地とされる月輪寺は、親鸞聖人お手植えの「時雨桜」と大きなシャクナゲが目立つ。法然上人や九條兼実(くじょうかねざね)ゆかりの地でもある。参拝と御朱印を受けるために休憩をとった。保管される空也上人立像も一度見てみたい。かたわらでは、シカが草を食んでいた。
 下部になるほど傾斜が急で、筋肉とバランスをより求められる。今となっては安全第一で進むしかない。空也ノ滝との合流地点へ降りた方々に添乗員1名がついて、堂承川沿いの道路を清滝に向けて下山してもらう。私は引き返して、もう1名がつく最後の方の前を足の置き場を示しながら降った。足の踏ん張りがきかず、2本のストックを使ってもまともに立てない状況。もう背負うしかないと感じた頃に、なんとか道路へ出ることができた。予定より1時間20分ほど遅くなったが、晴天の明るさに助けられた(2024.11.5)。
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