井手町にある万灯呂(まんどろ)山は木津川を眼下に、山城地方の展望台として知られる。夜景スポットでもある。「京都再発見」の講座で久しぶりに出かけた。秋の晴天を期待して計画したが、この日も夏のような一日になって北摂や六甲のピークは明瞭でない。 展望台へ向かう道路では何台もの車が私たちを追い越す。「山城多賀」駅から式内社である高(多賀)神社に参拝し、道路の途中から遊歩道に入ってまず北峰へ登った。鞍部に戻って大峰の展望台に達する。樹木が成長したのか、木に遮られる範囲が増えたように思われる。 日射しが強く湿度も高いので、休憩中に熱中症を疑われる症状の方が発生。応急処置をして救急車を要請する。幸い1時間ほどの点滴で回復され、胸を撫で下ろした。大事に至らずよかった。出発前に参加者へ注意していたものの、7月から9月の近郊歩きは再考する必要がありそうだ。 残った方々で行者堂(萬燈籠山大峯不動講社)から道路を降って谷筋の道に入り、「山背(やましろ)古道」で上井手へ向かう。山麓の高台もなかなかの眺望である。時間の関係で、玉津岡神社・地蔵禅院の登り口にある小野小町の墓と玉川の南側にある弥勒石仏だけ寄り道して「玉水」駅へ向かう(2024.9.17)。 |