日曜日のトレッキングで金剛山地の岩湧山へ行ってきた。これまでに何度も訪れているため、今回は南海高野線の「紀見峠」駅から橋本市の三石(みついし)山を経由して根古峰と南葛城山の間で「ダイヤモンドトレール」に達し、滝畑ダムへ下山するコースを選ぶ。 駅から少し登った養叟(ようそう)庵の前から高山林道に入り、山ノ神を経て横尾辻に向かう。できるだけ尾根道を利用する。橋本・紀見・山田の旧三町村の境界で、その石が山名になったらしい。西側へ降りて林道を北西に向かう。道端には秋の草花が咲き始め、暑いながらも季節を感じさせる。なかでも、群生するツリフネソウとヤマジノホトトギスは見事だった。詳しく探せば、花柱に斑点があり花被片の基部が黄色のセトウチホトトギスもあることだろう。 トレールと出合う地点で昼食をとり、午後は五ツ辻から山頂のカヤ原に向かう。葛城山・金剛山の山頂は雲に閉ざされていたが、ときどき遠くの山や大阪湾が見えることもあった。 ススキの景観は、まだこれからといった状況だったものの、背の高いハバヤマボクチやキキョウの花が混じっていてよい雰囲気だ。カキザコに近づくと自然林に変わり、トラバース気味に高度を下げて新関屋橋近くの登山口に降り立った。連休なので、石川の川原はテントで埋まっていた(2024.9.15)。 |