探山訪谷[Tanzan Report] |
No.978【蝙蝠岳の花(8月中旬)】 |
鳥倉登山口〜三伏峠小屋 |
左=ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ 右=クサボタン |
左=バイケイソウ 右=マルバダケブキ |
左=ズダヤクシュ 右=コウモリソウ |
左=ヤマトウバナ 右=ツルニガクサ |
左=キオン 右=イケマ |
左=ヤマホタルブクロ 右=ウド |
セリバシオガマ |
サラシナショウマ |
左=カニコウモリ 右=センジョウアザミ(?) |
左=ノブキ 右=ミヤマダイモンジソウ |
左=ヤマハハコ 右=シラネニンジン |
左=ミヤマセンキュウ 右=クロクモソウ |
ホソバトリカブト |
レイジンソウ |
三伏山〜蝙蝠岳 |
左=コウメバチソウ 右=イワツメクサ |
左=トウヤクリンドウ 右=タカネヒゴタイ |
左=ミヤマコゴメグサ 右=オンタデ |
ウラジロナナカマド(実) |
左=ハクサンフウロ 右=クロマメノキ(実) |
左=タイツリオウギ 右=シラタマノキ(実) |
左=ミネウスユキソウ 右=オンタデ |
左=ミヤマオトコヨモギ 右=ミヤマアキノキリンソウ |
ミネウスユキソウ |
チングルマ(果穂) |
左=ホソバツメクサ 右=イブキジャコウソウ |
左=ヨツバシオガマ 右=チシマギキョウ |
ウサギギク |
三伏峠〜烏帽子岳 |
左=シナノオトギリ 右=タカネマツムシソウ |
赤石山脈の三伏峠に登る鳥倉登山口(長野県大鹿村)から、塩見岳・北俣岳を経て蝙蝠(こうもり)岳までの尾根道で見た花のメモ。行程の中心区間が天候に恵まれなかったので、確認できた植物の数は少なかった。 全般に秋を思わせる花が目につき、猛暑がつづく中にも季節の移ろいを感じることができた。実がなる木々のほか、サラシナショウマやトリカブトの仲間に暑さが和らぐ。フェンスに囲まれた三伏峠のお花畑では、中心花まで開花したタカネマツムシソウが美しかった。 塩見岳の東斜面で、植物を保護・回復させるための椰子マットを確認する。本来は標高の低いエリアにいるシカが稜線まで姿を現し、食害や踏み荒らしがつづいているらしい。三伏山では鳴き声(警戒音)を何度も聞いた。対策は難しいものの、南アルプスらしい深い森林と高山帯の景観・植生が維持されることを願うばかりである。自然環境を守る地道な活動に頭が下がる(2024.8.19〜8.21)。 |
ガラガラの斜面に設置された椰子マット(塩見岳東峰) |
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