探山訪谷[Tanzan Report] |
No.976【乗鞍岳の花(8月上旬)】 |
左=イワギキョウ 右=シナノオトギリ |
左=モミジカラマツ 右=ネバリノギラン |
左=ウサギギク 右=ミヤマトウキ |
左=コバイケイソウ 右=ヨツバシオガマ |
左=ミヤマダイコンソウ 右=シラタマノキ |
左=イワツメクサ 右=コウメバチソウ |
左=オンタデ 右=イワハタザオ |
コマクサ |
左=ミヤマアキノキリンソウ 右=ヒメアカバナ |
左=コタヌキラン 右=チングルマ |
左=エゾシオガマ 右=バイケイソウ |
オオカラマツ |
左=ノリクラアザミ(?) 右=クルマユリ(実) |
乗鞍岳の畳平(たたみだいら)付近と大雪渓から位ヶ原にかけて見かけた花を掲載しよう。3,000m級の山だけあって、前日の焼岳とは花の種類と生存密度が違っていた。残雪が遅くまで残る窪地や火口池周辺では、群生する種類も多く高山植物を堪能する。なかでも、早い時期に咲いたチングルマが果穂を風に揺らしているかと思えば、まとまって咲き誇る区域があるなど、環境や気象条件の違いが顕著に表れ興味深かった。富士見岳の南面では砂礫地にコマクサが多い。 畳平一帯ではガイドによる花の解説ツアーが行なわれており、国内の観光客と海外からの多くの人の姿があった。反対に、東面の下山路では道路以外で人と出会うことがなく、高山帯から亜高山帯の植生を存分に楽しむ。期待に応えてくれる静かなコースだった。どこも緑色のロープが張り巡らされ、花を守る措置が施されている(2024.8.5)。 |
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