探山訪谷[Tanzan Report] |
No.963【八ヶ尾山】 |
左=滝めぐり道の入口 右=手洗滝 |
左=弁天滝(下)・肩ヶ滝(上) 右=シャレ滝 |
長滝(斜瀑:L=33m) |
左=大滝 右=一ノ滝(上)・二ノ滝(下) |
左=源流の樹林 右=サルガイチ山 |
長谷山から望む丹波高原の山々(遠景左は三峠山。右へといし山への尾根が延びる。最遠景右手は長老ヶ岳) |
遠景は大江山連峰(左から江笠山・赤石ヶ岳・千丈ヶ嶽・鳩ヶ峰・鍋塚) |
八ヶ尾山(背後の左は西山) |
左=稜線に群生するヒカゲツツジ 右=八ヶ尾山(八ヶ尾水分神社) |
八ヶ尾山から望む愛宕山(遠景左手)と小塩山・ポンポン山(最遠景右手)の山なみ(間の手前に牛松山や行者山が見える) |
雨石山(前景中央)・櫃ヶ嶽(右側の背後)と美女山(中景左手)。最遠景は比良山系 |
遠景は地蔵山(右手の最高峰)・愛宕山(右)の山稜。最遠景中央左に比叡山がわずかに見える(中景左は櫃ヶ嶽) |
最遠景左手は小塩山・ポンポン山の山稜。遠景左手に半国山(背後の右側は鴻応山)。手前右の大きな山容は深山 |
深山(遠景左)と弥十郎ヶ嶽(遠景右)。弥十郎ヶ嶽の左側背後に大野山。右側最遠景は六甲の山なみ |
遠景は丹波・摂津の国境稜線(最遠景右手に和田寺山。右側に西寺山と白髪岳) |
西寺山(最遠景左手)と松尾山・白髪岳(遠景中央)の山稜 |
小金ヶ嶽(中景中央右)・三嶽(背後の右側)。中景左は盃ヶ岳 |
中景中央は鹿倉山。最遠景左手は粟鹿山(背後の左は青倉山)。最遠景右手は東床尾山の山稜。右に三岳山 |
左=つまご坂(登山口)の弁財天 右=小原(背後の山は西山) |
大日堂の大銀杏(一対) |
丹波三嶽(大嶽=みたけ)修験道で、峰入り(入峰=にゅうぶ)する山が八ヶ尾(はちがお)山である。筱見(ささみ)四十八滝で身を清め、この山の大日如来を拝してから小金ヶ嶽・三嶽(御嶽)・西ヶ嶽を回峯する表行と裏行で成り立っていた。現在は小原(おばら)の大日堂にその大日如来坐像が安置されている。 上筱見の四十八滝入口から滝めぐりの道で上流をめざす。名前のついた滝は八つあるが、始終(しじゅう)流れているので「四十八滝」だと説明板にあった。途中の長滝は落差25メートル位か。周囲に岩場もあってなかなか見応えがある。一ノ滝・二ノ滝を過ぎると鎖場がつづく。峠山(黒モジ山)側の斜面を地形図どおりのルートで鞍部へ達した。 源流の自然林をサルガイチ山の分岐に向かい、まず長谷山を往復する。頂上では谷を挟んだ八ヶ尾山が大きい。丹波北部の山々が波を打って広がっていた。戻ってなだらかな稜線を東に進み、登りになると地形が険しくなってくる。露岩が目立ち始め、岩稜はヒカゲツツジが群生している。 西ノ峯を経て登り返すと、周囲が大きく開けた山頂に登り着く。三等三角点(点名=大芋1)の傍に八ヶ尾水分神社の小祠があった。樹木に遮られた一部を除き、見事な眺めが展開する。多紀アルプスの山々を前に、遠く比良山系や六甲の山なみまで望むことができた。 南側の豊林寺(ぶりんじ)城趾(城山)〜九頭女(くずめ)の尾根を見ながら、最短距離のつまご坂を降りて弁財天で林道に出る。午後の長閑な集落を大日堂まで歩くと、入口に樹齢250年以上とされるイチョウがあった(2024.6.7)。 |
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