探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.956【栃尾山】
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左=シラビソ・トウヒの樹林  右=栃尾辻
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左=栃尾山への尾根  右=彩りを添えるヤマツツジ
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前景は天和山(中央左)〜滝山への山稜
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荒神岳(遠景中央)
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奥高野の山々(遠景左手は荒神岳。右手に陣ヶ峰)。中景中央右は唐笠山
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武士ヶ峯〜天狗倉山の山稜(中景)と遠景右手に金剛山・葛城山
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左=栃尾山(三等三角点)  右=坪内への道
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左=集積場(1,117m標高点北東側)  右=尾根の下部から天ノ川の流域(下流)を見下ろす
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左=古い標識  右=崩落地(坪内山腹工事現場)
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左=高倉山(経津主神=ふつぬしのかみ=鎮座地)  右=琵琶山(天河大辨賤天社)
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 天川村川合から弥山へ登る途中に栃尾辻があって、休憩地点としてよく利用される。そこから南西へ延びる支稜には天和(てんな)山や唐笠(とがさ)山が並び、これまで分割して登ってきた。天川中流域の栃尾山が未踏なので、弥山からの下山に寄り道する。
 若い頃は坪内(つぼのうち)からのコースもよく使われたので、今でも踏み固められた道は健在だと思われた。ところが、小屋の建つ栃尾辻の西側にはロープが張られ、尾根に進入しないよう禁止措置がなされていた。確かに尾根道はやや不明瞭ながら、経験ある登山者ならまったく問題のない状況である。ところどころに付けられた『天理大学W.V.部』の標識が時代を映している。
 「入谷ブナ・ツガ・ウラジロモミ希少個体群保護林」の景色を見ながら露岩のある細い尾根を降り、登り返したピークが栃尾山(点名=栃尾)だった。頂上の手前に見晴らしのよい場所があり、武士ヶ峯・高城山・天狗倉山などを前に金剛山・葛城山も望める。
 坪内への尾根を降ると古いトラバース道に出合い、植林地を大平辻から集積場を見て北西に向かう。途中で右から作業林道が合流し、地形図の点線路を外れて尾根上を進む。末端近くの緩やかな区域では多くの道が錯綜していた。点線路から大きくズレたので東に振り、標識を確認してしばらく降ると今度は北へどんどん逸れる。谷を見下ろせるところで理由が判った。標高差で200メートル近くのヤマ抜け(崩落)が起こり、復旧工事の現場が目の前にあった。
 坪内谷を降ると、天ノ川(てんのかわ=本流)が合流する北東側に経津主神(ふつぬしのかみ)が祀られていた。集落を通って天河大辨賤天社と来迎院にも立ち寄る。時間があるので、川を眺めながらバスが通る川合まで歩いた(2024.5.18)。
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左=シラビソ  右=トウヒ
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左=ヤマツツジ  右=キシダマムシグサ
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左=フタリシズカ  右=ウツギ
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