探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.927【高尾山の展望】
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四等三角点(330.3m)から田辺湾を見下ろす(手前は田辺市街。背後は白浜。湾内に神島・畠島・神楽島など)
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山頂から望む北東方向(遠景左手は笠塔山。背後の中央から右に安堵山・冷水山など。最遠景左手に牛廻山)
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東の展望台では槇山(中景右手)が近い(遠景左手は果無山脈。遠景右は大塔山系)
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左会津川から富田川流域の山々(遠景中央右は分領山。最遠景の大塔山系右手に高尾山)
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最遠景は左からゴンニャク山・野竹法師・嶽山と大塔山・法師山・百間山・半作嶺・入道山など
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富田町方面(最遠景中央左は重善嶽。中央に善司ノ森山。中央右は三舞山。右の目立つピークは塩津山)
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すさみ町方面(最遠景左手が重善嶽。右側の山稜の間に善司ノ森山の山頂が見える)
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 田辺市の市街地からは、北東にどっしりとした高尾山(点名=高尾山、605.9m)の山塊が望める。右会津川と左会津川の間に位置し、一度は登っておくべき山だと感じてきた。奇絶峡を間に西側の山々とつなげば、充実した1日コースになるだろうと計画する。なにより眺望に恵まれるので、山頂からの景色を期待して登り始める。
 奇絶峡の滝見橋を渡ると不動ノ滝が目の前にあり、右手の露岩には三尊の大きな磨崖仏を見ることができる。堂本印象の原画をもとに彫られた(昭和41=1966年)もので、その上部は急斜面がつづく。尾根に出た四等三角点(点名=奇絶峡、330.3m)から初めて海辺を望むことができた。
 少しずつ傾斜が緩くなって、反射板を認めると頂上の展望台(経塚記念塔)に達する。周囲の木々が繁茂して、展望はあまりよくない。そこで東側の展望台に行くと、左会津川を前に果無山脈から大塔山系の山が折り重なっていた。目の前の槇山がことに大きい。見事な眺めが展開し、しばし山座同定を楽しむ。南から南西にかけては南紀の山々で、翌日に予定している善司ノ森(ぜんじのもり)山が見えないかと目を凝らした(2024.2.12)。
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左=奇絶峡  右=不動ノ滝
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磨崖仏(三尊)
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