探山訪谷［Tanzan Report］

No.90【雨中嵐山】

嵐山の亀山公園（嵐山公園亀山地区）に故周恩来の詩碑があり、中国の観光客や関係する人々の姿がいつもみられる。ここは京都一周トレイル西山コースにもなっており、必ず立寄るところでもある。このほど、嵯峨・嵐山へみえた方々を案内する機会があり、その詩をきちっと知りたいと思った。近くには角倉了以や村岡局（津崎矩子）の銅像もあり、歴史好きにはたまらないエリアだ。 　周恩来は1917年（大正６年）９月から1919年（大正８年）４月にかけて日本へ留学し、最後の半年余は京都に身を寄せていたという。この詩は、帰国直前に嵐山を訪れた際につくられたらしい。碑文にある時季と同じ頃に訪れたので、感慨ひとしおであった。 　碑を建立した『周恩来総理記念詩碑建立委員会』（日本国際貿易促進協会京都総局）のウェブサイトに、詳しい経緯や解説が掲載されている。なお、上記の漢語・日本語訳は同サイトより引用した。

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