探山訪谷[Tanzan Report] |
No.862【山上ヶ岳の展望】 |
台高山脈(中景中央は白鬚岳。遠景中央右手に池木屋山。右へ古ヶ丸山の山稜) |
台高山脈@(遠景左手は薊岳。その右に国見山。最遠景右は局ヶ岳) |
台高山脈A(中景左手は白鬚岳。背後の最遠景に迷岳。遠景中央左の最高峰は池木屋山。右へ白倉山・古ヶ丸山が並ぶ) |
竜ヶ岳(左手)・阿弥陀森(中央)・大普賢岳(右)。遠景左は大台ヶ原山(日出ヶ岳) |
中景左から国見岳・七曜岳・行者還岳と弥山への稜線(遠景右は孔雀岳・佛生ヶ嶽・釈迦ヶ岳)。最遠景左手に丸尾山・日暮山など |
遠景左から孔雀岳・佛生ヶ嶽・釈迦ヶ岳と手前に弥山・八経ヶ岳・頂仙岳。中景右手に稲村ヶ岳・大日山 |
稲村ヶ岳(中央)・大日山(右手)。遠景左は頂仙岳 |
最遠景左手に伯母子岳。最遠景中央は龍神岳・護摩壇山(手前は川原樋川流域の山やま) |
観音峯(中景中央)と洞川温泉(右手の谷間)。右は扇形山の山稜(背後の鋭鋒は櫃ヶ岳) |
遠景は奥高野の山々(遠景左は荒神岳。遠景中央左に陣ヶ峰。右へ高野三山がつづく) |
東吉野・大和高原方面(中景中央左に白屋岳。遠景右手の鋭鋒は高見山) |
高見山(遠景中央)。遠景左は鎧岳など曽爾の山々。遠景右に尼ヶ岳・大洞山 |
一等三角点(点名=大峰山上)が設置された山上ヶ岳(大峯山)は、さすがに山頂からの眺めがすばらしい。ただ、大峯山寺本堂が建つ東側に裏行場の樹林があり、北側も宿坊周辺の大きな樹木に囲まれて景色が閉ざされる。それでも、大峰山脈と奈良県南部の山々が重なり合い、なかなか見事な風景が広がっていた。天気もよく、早めに山頂へ着いたので、地勢図と見比べながら山座同定に長い時間を過ごす。 龍泉寺参篭所の前からは、台高山脈の山々が連なり、吉野川の谷筋を挟んで白鬚岳が近い。お花畑では大峰山脈主稜の弥山・八経ヶ岳の彼方に釈迦ヶ岳まで姿を現す。稲村ヶ岳の向こうは、遠く和歌山県境の山々が並んでいた。西から北に目を転じると、奥高野から和泉山脈、金剛山・葛城山から大和高原が展開し、ピラミダルな高見山もみえている。 登路の途中では大台ヶ原山もよく見えていたが、山上ではかなわず山頂がわずかに覗くだけだ。何十年ぶりかに再確認した景観で、頭の中の位置と山容が更新できた(2023.5.3)。 |
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