探山訪谷[Tanzan Report]
space
space
space
space
 No.849【西尾根から笙ヶ岳へ】
space
230316_1
space
space
笙ヶ岳西尾根(多良峡森林公園から)
space
space
space
230316_2
space
space
下多良から鈴鹿の山なみを望む(中央左は烏帽子岳)
space
space
space
230316_3space230316_4
space
space
左=東山の集落(上石津町下多良)  右=西尾根の古い道
space
space
space
230316_5
space
space
東山の畑地から西方を望む(右のシルエットは「馬淵山開道記念碑」)
space
space
space
230316_6
space
space
伊吹山(左)と池田山(右)。手前右は南宮山。山間の盆地は牧田川流域の一之瀬(215鉄塔から)
space
space
space
230316_7
space
space
左から藤原岳・御池岳と手前に烏帽子岳の山稜が重なる(215鉄塔から)
space
space
space
230316_9
space
space
遠景中央はソノド(215鉄塔から)
space
space
space
230316_10
space
space
伊吹山(28鉄塔から)
space
space
space
230316_11space230316_12
space
space
左=アセビ  右=笙ヶ岳山頂を見上げる
space
space
space
230316_13space230316_14
space
space
左=林床を覆うヒカゲノカズラ  右=笙ヶ岳頂上
space
space
space
230316_15
space
space
左から行平山・裏山・表山(笙ヶ岳東峰付近)
space
space
space
230316_18
space
space
裏山頂上から霊仙山を望む(手前に谷山。その前を鹿アソビからソノドへの尾根が横切る。前景はコエドの尾根)
space
space
space
230316_8
space
space
裏山から養老山(左手)と笙ヶ岳(右手)を振り返る
space
space
space
230316_22
space
space
鍋尻山(遠景中央)と手前右にコザト(前を横切るのはソノドの尾根)
space
space
space
230316_16
space
space
遠景左から貝月山・蕎麦粒山・鍋倉山・小津権現山・雷倉など。最遠景右に雪を被ったイソクラ・能郷白山・前山(中景右は池田山)
space
space
space
230316_19
space
space
行平山から望む琵琶湖(湖岸に張り出す陸地は姉川河口。最遠景に三重嶽の山稜がかすかにわかる)
space
space
space
230316_17
space
space
岐阜方面を見下ろす(遠景左手に三角形の金華山。左は百々ヶ峰。右手は権現山など)
space
space
space
230316_23
space
space
津屋川下流と養老山地南部を望む
space
space
space
230316_20space230316_21
space
space
左=裏山付近の樹林  右=表山の頂上
space
space
space
230316_24space230316_25
space
space
左=ネコノメソウ  右=タチツボスミレ
space
space
space
230316_26space230316_27
space
space
左=バイモ(アミガサユリ)  右=養老公園
space
space
space
space
 養老山地の最高峰=笙ヶ(しょうが)岳は、養老町側から登るのが一般的だ。それではおもしろくないので、『大垣山岳協会』の山行記録を探してみたら上石津町側からのコースがいくつかあった。さすが地元である。大洞谷や西尾根などが載っている。
 大洞谷は沢通しに行かないかぎり林道の距離が長いだけなので、下多良の東山集落から西尾根をトレースしよう。関ヶ原からのバスが午前は一之瀬までしか行かないので、牧田川に沿って多良峡を歩くことにする。東山林道の取付地点まで1時間かかったものの、地域の景観や空気を感じることができた。
 尾根を登り始めると炭焼きか山仕事用の道が深く掘り込まれ、雑木林の中を折り返しながらつづく。初めての高圧送電線鉄塔手前で巡視路と合流し、西部幹線215鉄塔から展望を楽しむ。東山の四等三角点を越えると二番目の送電線鉄塔(28)と出合い、標高が上がっただけに見える山が増えてくる。西尾根の後半になると傾斜の強い箇所が数箇所あって、ふくらはぎがこたえる。標高650m付近からは北面が植林地になり、歩きやすいところを選んで登る。
 標高差670mを1時間40分で笙ヶ岳の四等三角点に達することができた。周囲は落葉広葉樹の疎林で、鈴鹿と雰囲気が似ている。ここで、ゆっくり昼食タイムをとった。東峰から裏山へ向かい、見晴らしのよい裏山頂上で鈴鹿や奥美濃の山々を眺める。行平山を往復し、表山(三等三角点)を経て東尾根を降る。なかなか美しい樹林がつづき、眼下の平野が近づいてくる。石灰岩が散らばる尾根と斜面では、春の花が咲き始めていた。
 よく踏まれた山道を養老ノ滝の道路へ降り立ち、元正天皇の万葉歌碑や孝子伝説「源丞内」の碑に寄り道しながら養老駅へ出る。水辺にはバイモの花が多く咲いていた(2023.3.16)。
space
space
 →「探山訪谷」へ戻る→ホーム(トップ)へ戻る
space