探山訪谷[Tanzan Report] |
No.83【甲山八十八ヶ所】 |
甲山を背後に立つ石仏(中腹の建物は神呪寺) |
左=四国八十八ヶ所第一番の石仏 右=次々と現われる石仏を順番にたどる |
左=石段がつづく巡礼道 右=巡礼道の最後にある第八十七番札所(第八十八番は境内) |
北山公園へ向かう道では「逆さ甲」も見られる(北山貯水池で) |
東六甲で親しまれる甲山に、四国八十八ヶ所の巡礼道があるとは知らなかった。石仏の勧請は江戸時代後期で、神呪(かんのう)寺の蓮眼大和尚によって開かれたと伝わる。当時は諸国にまで広く知られ、夥しい参詣者があったと古文書にも載っている。傍らには大師像もあり、他の石仏を合わせばかなりの数が祀られる。 今では車道に分断されて趣の欠ける区間もあるが、大半が雑木林に覆われている。途中の巨岩からは、阪神間の眺望を満喫できる場所もあり、なかなかの絶景だ。このところ、諸国巡礼の道を探す面白さにちょっとはまっている。 |
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