探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.797【飯縄山(飯綱山)から瑪瑙山へ】
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左=飯縄神社奥宮の一ノ鳥居  右=十三佛 第一不動明王
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第八観音菩薩と参詣道
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左=飯縄神社奥宮  右=飯縄山頂上にある周囲の山名表示
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霊仙寺山への尾根
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左=分岐に立つ標石(十二 ?/下は多くの寄附者名)  右=霊仙寺山頂上(背後のピークは飯縄山)
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霊仙寺湖(前景右)と遠景左手に高社山(高井富士)。右手の雲の中は志賀高原
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野尻湖(中景左)と右手に斑尾山(遠景中央左は鍋倉山。手前に袴岳)
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山頂が雲に隠れる、手前から黒姫山・妙高山・神奈山(遠景右手は重倉山・青田難波山)
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中景中央は砂鉢山(背後の左手は陣場平山の稜線)。遠景右の三角錐は一夜山
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左=瑪瑙山(左)と高デッキ山(右)  右=飯縄山を振り返る(瑪瑙山への登りから)
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戸隠連峰(左肩から右に第三峰・第二峰。中央は西岳。右が本院岳。鞍部を挟んで戸隠山)
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遠景中央は、雲に隠れた高妻山・乙妻山(手前は左に九頭龍岳。中央右手に五地蔵山。遠景右は地蔵山)
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「せせらぎの小径」
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戸隠中社の三本杉(参道石段上のもの)
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霊仙寺山(左手)と高デッキ山(中央右手)。撮影=「黒姫」駅近くから(8月23日)
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 「北信五岳」のひとつに数えられる飯縄山(飯綱山)は、高校時代のスキー合宿以来だ。その時は越水ヶ原を拠点に瑪瑙山などへ登ったが、荒天で山頂直下から引き返した。
 長期の山行を考えていたが、この8月は不安定な天気がつづき日帰りで登れる山に目標を変える。未踏の斑尾(まだらお)山も一緒に行けば、「五岳」(他は妙高山・黒姫山・戸隠山)を完登できるので、気象情報を毎日確認して出発日を決める。
 一の鳥居苑地から飯縄神社奥宮への参詣道を登ると、十三佛の石像〔文化13(1817)年建立〕が現れる。道標でもあり、駒つなぎ場(六合目)からは急な斜面を折り返す。途中に水場が2箇所あって、やがてお花畑が広がる尾根に出た。秋の草花が色とりどりに咲き誇って、よい雰囲気に包まれる。
 2時間ほどで頂上に着いた。時間があるので北側にある霊仙寺(れいせんじ)山を往復する。尾根筋は岩が連続し、黒姫山の外輪山を歩いているようだ。登り返して山頂近くになると飯綱町からの道が合流し、眼下に北信濃の風景が開けていた。マツムシソウとウメバチソウが目立つ。なお、山麓の集落は霊仙寺(りょうぜんじ)と読む。
 飯縄山に戻って瑪瑙山への尾根を進むと、群生するトガクシコゴメグサに何度も出合う。頂上に着けば西面直下までリフトが設置されていた。当時は何もなかったように思う。スキーコースで怪無(けなし)山との鞍部まで降り、南斜面の落葉広葉樹林に入る。よく踏まれた道を折り返すと用水路が現れ、「せせらぎの小径」と名づけられた道で中社に下山した。
 長野市街へ帰る途中に、城山(じょうやま)公園で下車し善光寺を参拝する。境内や仲見世は人々で賑わっていたが、宿坊の並ぶ道は日常の静かな光景に浸ることができた(2022.8.22)。
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善光寺塔頭の宿坊
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