探山訪谷[Tanzan Report]
space
space
space
space
 No.783【君尾山光明寺】
space
220621_1space220621_2
space
space
石仏が安置された千体地蔵堂への参道
space
space
220621_3
space
space
二王門(背後の右手に八十八ヶ所の石仏舎がある)
space
space
space
220621_5space220621_4
space
space
肥後定慶(仏師慶派)作の金剛力士像(吽形像・阿行像)
space
space
220621_6
space
space
タケニグサとジギタリス
space
space
space
220621_7space220621_16
space
space
左=光明寺本堂  右=妻壁を飾る鳳凰(本堂)
space
space
220621_17space220621_8
space
space
左=太子堂(左は南北朝時代の宝篋印塔)  右=新旧の梵鐘
space
space
220621_9
space
space
幹周り5.95mのモミ
space
space
space
220621_14space220621_15
space
space
左=旧参道の石仏群  右=君尾山光明寺への登り口
space
space
space
 以前にも君尾(きみのお)山へ出かけたが、二王門(仁王門)が修復工事中で対面できなかった。そこで、「京都再発見」の講座で光明寺を再訪する。聖徳太子の開創とされ、古くは山全体に伽藍が広がっていた古刹である。
 あやべ温泉から車道で尾根に上り、君尾山口(有安)からつづく旧参道と合流する地点から千体地蔵堂へ向かう。駐車場からの現参道に出合うと、すぐ先に鮮やかな朱色の二王門が現れた。鎌倉時代に建てられた二層式の立派な造りで、屋根が栩(とち)葺なのも珍しい(国宝)。「仁王さん」(重要文化財)が門の後方に配置され、前の間が床張りなのは建立の時代を示す重要な要素だという。
 門をくぐると境内の参道周辺が開かれていて、明るい斜面にタケニグサとジギタリスが繁茂していた。どちらも荒地などを埋め尽くす。庫裡を右手に見て石段を登ると本堂の前に着いた。江戸時代後期に再建された重厚な建物で、細やかな彫刻が特徴的である。近くに宝篋印塔・太子堂・鐘楼が点在する。
 東端から山腹を回り込むとスギ・モミの巨木群が視野に入る。幹周りが5メートルを超えるモミもあった。そのあと上部の林道に出て、「大トチ」「大カツラ」「小トチ」などを見て回る。最後はバスの時刻に間に合うよう、君尾山口へ降る旧参道を利用した。四十四体の地蔵石仏と弥勒堂が途中にあった(2022.6.21)。
space
space
220621_10
space
space
トチノキ(「大トチ」)
space
space
space
220621_11
space
space
カツラ(「大トチ」の上部)
space
space
space
220621_12
space
space
カツラ(「大カツラ」)
space
space
space
220621_13
space
space
トチノキ(「小トチ」)
space
space
space
 →「探山訪谷」へ戻る→ホーム(トップ)へ戻る
space