探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.782【敦賀半島の山】
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左=常宮神社  右=銀命水
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展望岩から敦賀市街方面(遠景中央は岩籠山の山稜)
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左=ヤマツツジ  右=ササユリ
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オウム岩から望む常神半島(遠景は久須夜ヶ岳。半島左は梅丈岳)
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ブナ林
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西方ヶ岳から越前海岸方面(前景は蠑螺ヶ岳)
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遠景左は六所山・越知山の山なみ。手前に若須岳の山稜(前景は蠑螺ヶ岳)
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遠景左手は日野山。手前の双耳峰はホノケ山。前を山中峠の山稜が横切る(最遠景右手は部子山)
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日野山(遠景)とホノケ山(中景)
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敦賀湾の対岸は杉津付近。背後は鉢伏山の山稜(遠景右手は笹ヶ峰・美濃俣丸)
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左=コアジサイ  右=エゴノキ
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左=変形したブナ  右=ヒメシャラ
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カモシカ台
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左=ヤマボウシ  右=ミヤマヨメナ
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左=シライトソウ  右=ツクバネソウ
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展望岩から越前海岸方面の眺め
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水島
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浦底の集落と明神崎
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 リクエストに応えて敦賀半島の西方(さいほう)ヶ岳から蠑螺(さざえ)ヶ岳を縦走してきた。8年ぶりである。西方ヶ岳は「敦賀三山」(あとの二山は野坂岳・岩籠山)の一峰に数えられ、海辺から直接に登るためなかなか骨が折れる。行動時間も6時間半は見ておく必要があり、日帰りのトレッキングとしてはハードルが高い。
 気比(けひの)松原を眺めながら敦賀駅からアプローチをはかる。常宮神社(常ノ宮)に参拝してから出発。標高差が大きいのと気温・湿度が高いのでゆっくり進む。途中の展望がきく岩場や水場では必ず休憩した。ブナ林になると風が通り抜けて気持ちよい。ツツジやササユリなど、草花が行程のしんどさを慰めてくれる。
 昼過ぎに西方ヶ岳の避難小屋へ到着し、昼食の休憩と二等三角点を往復した。午後は、コアジサイやエゴノキの花を愛でながら蠑螺ヶ岳に向かう。ブナ・ヒメシャラ・ミズナラの樹林がつづく。途中で稜線の西側にあるオウム岩へ寄り、丹生ノ浦を見下ろした。蠑螺ヶ岳の三等三角点は眺めがよくないので、北西側の尾根にある露岩に登って最後の眺望を楽しむ。
 長命水の谷間で休憩したのち、浦底まで400m以上を慎重に降る。傾斜が緩くなった辺りで、熱中症の前兆と思われる事態が発生。なかなか本人は気づかないが、前後の方の指摘が功を奏した。参加者から冷たい飲み物や冷却剤を提供してもらい、現場でクールダウンの処置をして集落に下山する。
 誰しも、身体がまだ夏の仕様になっていないこの時期。低山の山行はいっそう注意が必要だ。年々、厳しくなる印象が強いので、登山・トレッキング講座は今夏からリスクの高い2ヶ月間を取り止める。今回は大事に至らずに済んで安堵した(2022.6.19)。
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