探山訪谷[Tanzan Report] |
No.777【高峰高原の山々】 |
左=登山口(高峰温泉) 右=イワカガミ |
東篭ノ登山(左)と水ノ塔山(右) |
左=ツガザクラ 右=ハクサンシャクナゲ |
四阿(あずまや)山(遠景左手)と草津白根山方面(中景の山麓は嬬恋村) |
左=キバナノコマノツメ 右=ミヤマタンポポ |
赤ゾレと水ノ塔山 |
浅間山・前掛山(遠景)と手前に黒斑(くろふ)山(中央右手) |
西篭ノ塔山(前景右手)と烏帽子山・湯ノ丸山(中景中央左から) |
東篭ノ登山から望む根子岳・四阿山(中景左手)と右へ上信国境稜線がつづく(右は横手山) |
左=アズマシャクナゲ 右=ミツバオウレン |
東篭ノ登山頂上から池ノ平を見下ろす(遠景は蓼科山と霧ヶ峰から美ヶ原の山なみ) |
左=ミネズオウ 右=ミツバノバイカオウレン |
西篭ノ登山から後立山連峰を望む(見えるピークは左から鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳・雪倉岳・乗鞍岳など) |
遠景中央から右に戸隠連峰の第三峰・第二峰・第一峰。西岳・本院岳と高妻山(中景左手は大松山) |
左=ミヤマダイコンソウ 右=コマクサ |
見晴岳(「雲上の丘」)から望む池ノ平(前景)と浅間山(間のなだらかな山は高峯山) |
三方ヶ峰から見る烏帽子山(前景右)。中景は手前から東太郎山・大林山・聖山・大沢山の山稜と遠景は後立山連峰 |
左=高峯神社(高峯山) 右=オオカメノキ(ムシカリ) |
左=ミヤマハタザオ 右=ハクサンイチゲ |
左=シャクナゲの道(高峯山) 右=高峯神社の参道入口(車坂峠) |
浅間山を終えた翌日も昼間は天気がよさそうなので、急遽もう一日つづけて行くことにする。行先は高峰高原付近の山々にしよう。アプローチも前日と同じなので、状況は把握できている。あとは小諸市内で宿があるかどうかだ。 高峰温泉を出発し、水ノ塔(みずのと)山から東篭ノ登(ひがしかごのと)山へ登り、西篭ノ登山を往復したのち池ノ平へ。見晴岳と三方ヶ峰を経て湯の丸高峰林道を高峰温泉へ戻り、最後は高峯山に寄ってから車坂峠まで歩くつもりである。 登山口からカラマツ林を抜けると火山らしい景観が広がる。水ノ塔山の頂上には鮮やかな白色のハクサンシャクナゲが咲いていた。荒々しい赤ゾレの崩壊地の上を進む。大半が樹林帯で、あちこちでアズマシャクナゲの花が咲く。岩礫が積み重なった東篭ノ登山からは大パノラマが展開していた。西篭ノ登山の向こうに、残雪の目立つ北アルプスの山々が連なる。八ヶ岳から美ヶ原にかけての山稜ものびやかである。 兎平へいったん降り、池ノ平湿原入口から反時計回りで進む。見晴岳に登ると池ノ平の湿原を前に浅間山が大きい。三方ヶ峰山頂の砂礫地ではコマクサが紅色の花をつけていた。 高峰温泉へ戻り、高峯山の頂上南側にある高峯神社に向かう。この道もシャクナゲが多く、立ち寄っただけのことはあった。磐座と思われる大きな岩場の先で矛と祠を目にする。帰途は温泉に戻らず、粒ヶ平からは車坂峠へ降りた。 小諸は城下町で知られ、慶長17(1612)年に藩主=仙石秀久(せんごく ひでひさ)が築いた城の大手門(国重要文化財)が残る。近くの浅間山麓野草園も見どころのひとつ。北国街道の町並みは趣があり一泊してよかった(2022.6.5)。 |
小諸城大手門 |
浅間山麓野草園 |
左=シモツケソウ 右=オオヤマオダマキ〔手前の黄花はゴールデンコロンバイン(オダマキ)か?〕 |
北国街道(光岳寺から) |
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