探山訪谷[Tanzan Report] |
No.770【金勝アルプスの花(5月)】 |
ズミ(コナシ) |
左=モチツツジ 右=フジ |
ガンピ |
左=デワノタツナミソウ 右=タニウツギ |
トレッキング講座に希望が寄せられていたため、何年ぶりかで金勝(こんぜ)アルプスに出かけた。これまで季節やルートを変えて歩いているが、初夏の時期は久しぶりである。 今回は上桐生(かみきりゅう)から落ヶ滝を経て天狗岩に向かい、白石峰から竜王山を往復したあと狛坂磨崖仏や逆(さかさ)観音へ寄って上桐生まで一周するメーンコースにした。新緑に花の色が彩りを添え、なかなか美しい景観を演出している。加えて、周囲の眺望は折り紙付き。人が多いのもうなずける。曇り空だったが、湖南から鈴鹿の山々を確認することができた。 起点・終点となる上桐生(大津市)は、かつて和紙の里として知られていた。現在、その面影は感じられないものの、山中では花芽をつけたガンピがあちこちで見られる。これからは夏の花に引き継がれることだろう。 落ヶ滝をはじめ天狗岩・耳岩付近では順番待ちになる。近年の人気ぶりを象徴する光景を体験した。ほかに気づいた点は、水害で道路の表土が流されていたり、川縁の樹木が切り開かれて「オランダ堰堤」がよく見えるようになったことだろうか(2022.5.15)。 |
天狗岩(中景右は鶏冠山。遠景右手は比良山系) |
左=混雑する天狗岩のルート 右=流失した表土(南谷林道) |
「オランダ堰堤」 |
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