探山訪谷[Tanzan Report] |
No.77【「道迷い」をなくす】 |
読図についてふれた原稿(左)と『山と溪谷』2011.11号の表紙(右) |
複雑な地形の湖南アルプス。フィールドを生かせば、読図力が養える |
今年の「山岳遭難白書」(警察庁)によれば、40.5%が道迷いだという。それを引金とする事故を加えると、遭難全体の過半数を占める。したがって、一人ひとりの読図力アップが、いま山岳界に最も求められる課題であろう。達成できれば、遭難事故は半減できる。 それを指摘した原稿を『山と溪谷』(2011.11 No.919)に載せてもらったところ、なんとその号の特集が「道迷いを防ぐ、基礎からの地図読み術」。見出しには、「苦手な人もこれで大丈夫。できると思っている人も再チェック。」と書かれている。そして、同じ日に発売の『岳人』(2011.11 No.773)も『山を読む』特集を組んでいた。こちらは、「こんどこそ身につける『地図読み』」。それだけ、社会的にもきちんと取り組まなければならない問題だということだろう。 地図読みの講習会を何度も開いてきて、初心者にとって難しい要素が判ってきた。自立した登山をめざし、講習を受けたい方はご連絡を。 |
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