探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.765【春の廃村八丁】
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ミヤマカタバミ(白色・淡紅色)
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イワウチワが群生する尾根道
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イワウチワ(淡紅色・白色)
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尾根に立つスギの大木
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中央分水嶺から由良川上流域を望む
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比良山系と皆子山(手前右手)の稜線(左の最高峰は蓬莱山)
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左からツルベヶ岳・武奈ヶ岳・コヤマノ岳・御殿山
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遠景左は愛宕山(左)・龍ヶ岳(中)・地蔵山(右)。最遠景右に鴻応山・天台山・妙見山(左から)
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ブナの新緑
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左=タムシバ  右=ネコノメソウ
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左=ヤマエンゴサク  右=ハシリドコロ
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カツラ
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花に囲まれる石仏
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左=ショウジョウバカマ  右=ヤマナシ
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左=参道に残る紀念碑  右=倒壊した八丁八幡宮
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トチノキ
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左=エンレイソウ  右=新心荘(同志社大学)
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刑部谷源流
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 日曜日のトレッキング講座で「廃村八丁」に出かけた。かつては、北山の名所のひとつで多くのハイカーの姿があった。土蔵に描かれた東京日本橋の絵も有名だ(作者=YOSHIO ITO)。それが崩れ去り、周辺の様子も水害などですっかり変わって、今では歴史そのものが忘れ去られようとしている。この日も品谷山の頂上で団体に出合ったものの、八丁側のエリアでは私たちだけの時間を過ごした。
 菅原バス停からダンノ峠に向かい、尾根伝いに品谷山へ登ったあと品谷峠からスモモ谷に降りる。帰りは四郎五郎峠を経て刑部谷を遡り、ダンノ峠からバス停へ下山する周回コースを歩く。この10年ほどの間に何度も訪れているが、景観の変遷にも興味があった。
 この日一番の特徴は、春の花が数多く咲いていたことで、みんなの歓声が湧き上がる。なかでも、群生するイワウチワは見事だった。八丁では、学校橋が架かっていた近くの石仏は花に包まれなかなかよい雰囲気だ。時間があるので少し先の八幡宮にも寄ってみた。知井と弓削の山論(所有権争い)を背景にした、八丁山の所有を後世に伝える紀念碑(明治45年建立。発起者=山本吉左ヱ門)も倒れている。
 落葉広葉樹の林は木々が芽吹き始めたばかりで、美しい色彩が次々と現れた。広河原では夕日に照らされたサクラが川沿いに点在し、この季節の明るさをいっそう強めている(2022.4.17)。
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広河原尾花町
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