探山訪谷[Tanzan Report] |
No.75【宇陀の巨樹を訪ねる】 |
左=十八神社のコウヤマキ・マツ・ヒノキなど 右=樹齢300年以上とされるホオノキ(戒場神社) |
左=高さ30mを超えるオハツキイチョウ(戒長寺) 右=山部赤人と伝わる墓石 |
登ってきた戒場山を振り返る |
奈良の額井岳・戒場山のあたりを歩いてきた。山麓には寺社が点在し、歴史ウォークに相応しいエリアが広がっている。東海自然歩道のほか、伊勢本街道につながる道や田畑を縫う古道があちこちあって、その風景を楽しんだ。曽爾から吉野方面の山なみを背景に、万葉歌人である伝山部赤人の墓もあった。 額井にある十八(いそは)神社は、遠くから見てもハッキリわかる杜(宮山)で囲まれ、周囲の木々がすばらしい。そこに湧く水が額井だと教えられた。また、戒場山の中腹にある戒長寺(戒場薬師)と戒場神社にも巨樹があり、それぞれいわれがあるようだ。十二神将像を鋳出した銅鐘も一見の価値があり、帰途に温泉(美榛荘)があるのも嬉しい。 詳しくは、『山と溪谷』(2012 September No.929 山と溪谷社 2012年8月15日発売)の「9月 全国隠れ名山」で紹介している。 |
『山と溪谷』9月号の表紙 |
→「探山訪谷」へ戻る|→ホーム(トップ)へ戻る |