探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.709【黒姫山に登る】
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黒姫山(黒姫山スノーパークから)
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ゲレンデから東方を望む(上は東頸城丘陵。下は左に鍋倉山・仏ヶ峰。手前は袴岳・斑尾山の山なみ。右は野尻湖)
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左=オヤマリンドウ  右=ユウガギク
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左=センブリ  右=ゲンノショウコ
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左=スキーコースを振り返る  右=ナナカマド
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左=北面はシダ・コケ類が多い  右=ユキザサ(果実)
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左=黒姫乗越  右=ゴゼンタチバナ(果実)
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大池・七ツ池と御巣鷹山(小黒姫)
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左から焼山・嘉平治岳・弥八山(手前)と雲の中に影火打・火打山
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頂上から南東を望む(遠景左から本白根山と手前に黒湯山。老ノ倉山・御飯岳・土鍋山・浦倉山が並ぶ)
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左=頂上  右=しらたま平付近から御巣鷹山(小黒姫)を望む
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次々と現れる巨樹(しなの木付近)
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左=古池と戸隠牧場  右=大橋
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 「信濃富士」と呼ばれる黒姫山は堂々とした山容がすばらしい。中央火口丘は御巣鷹山(小黒姫)で、外輪山のピークの方が高い。昨日までの火打山・妙高山は新潟県だが、関川を越えると長野県である。帰路に日程をもう一日とって登ることにした。
 コースは黒姫高原からの小泉登山道で山頂に達し、しらたま平から新道で大橋に下山する。コスモス園を右手に見ながら、山へ向けてスキー場を直線状に登り始めた。ゲレンデやスキーコースは草が刈られているので歩きやすいが、日差しをまともに受けるのでなかなか厳しい。ケルンのある姫見台近くで樹林になり一息つけた。越見尾根まではトラバースの道で、火山岩にシダやコケの緑がきれいだ。急な250メートルの標高差を登ると黒姫乗越で、オオシラビソやコメツガの薫りに包まれる。木の根と岩の歩きにくい尾根を進むと、右手には御巣鷹山(小黒姫)や大池が眺められた。表登山道が東から合わさるとほどなく頂上に着く。頻繁に雲が覆うため、展望は期待したほどでもなかった。
 時間があれば大池か古池に寄りたいところだが、夕方の列車で帰途に着くため歩きやすい最短コースを利用する。尾根では強い獣の匂いがあり、音を発しながら曲がり角に注意して進む。しなの木まで降ると見事な樹林になった。気持ちのよい大橋林道を、時間を見ながら大橋まで歩く(2021.9.20)。
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