探山訪谷[Tanzan Report] |
No.708【妙高山の眺望】 |
遠景右手の台地は苗場山(左後ろは日光白根山。右後ろは男体山)。最遠景左から越後駒ヶ岳など魚沼三山と巻機山。最高峰は燧ヶ岳) |
北峰(三角点)から東方向(中景中央は斑尾山。右に野尻湖。遠景中央は、左から佐武流山と裏岩菅山・岩菅山の山稜。右に横手山) |
北峰(三角点)から東方向(野尻湖の後ろは志賀高原と横手山・草津白根山。遠景右手に四阿山・根子岳と背後に浅間山) |
北アルプス南部(左から前穂高岳・奥穂高岳・槍ヶ岳と笠ヶ岳が覗く。中央右手に鹿島槍ヶ岳から後立山連峰の山々が連なる) |
北アルプス北部(左から鹿島槍ヶ岳・五龍岳・白馬三山・小蓮華山・乗鞍岳・清水岳・雪倉岳・赤男山・朝日岳など) |
左から唐松岳と雪渓が残る白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)。遠景左は別山と剱岳 |
金山・焼山・影火打・火打山(左から)。遠景に能登半島が微かに見える |
南峰(最高地点)から南方向(遠景左に四阿山と篭ノ登山。右は八ヶ岳・蓼科山と最遠景に鳳凰三山の山稜) |
遠景左から富士山と八ヶ岳連峰・蓼科山(前景は左から堀切山・オコウ山・東太郎山など。手前は千曲川流域) |
前景は黒姫山・御巣鷹山。背後に霊仙寺山・飯縄山。遠景中央は美ヶ原の山稜。最遠景右は経ヶ岳・木曽駒ヶ岳 |
黒姫山・御巣鷹山(小黒姫)を前に霊仙寺山・飯縄山・瑪瑙山が重なる(遠景右は王ヶ頭・武石峰・戸谷峰など) |
南峰(最高地点)から南西方向(遠景左は中央アルプス。中央は鉢盛山。右に蝶ヶ岳・常念岳。中景右は高妻山) |
中景左は高妻山・乙妻山。後ろの右手に東山・奥西山の山稜(槍ヶ岳の右手前に燕岳から唐沢岳の山稜が横切る) |
中央アルプス(左から経ヶ岳・木曽駒ヶ岳・麦草岳など)。中景左手に聖山の山稜 |
高谷池ヒュッテで泊まった夜は風雨が強かったものの、明け方から風が出て霧の動きが活発になった。朝食を終えるとすっかり晴れ渡り、火打山と妙高山も姿を見せている。 茶臼山から黒沢池ヒュッテへ降り、大倉乗越からカルデラの内院へ慎重に進む。長助池分岐から400メートル以上を一気に登ると、見事な景観が目に飛び込んできた。まず、三角点のある北峰で北アルプスから上信国境の山々を眺める。東北地方最高峰の燧ヶ岳や日光の山も姿を現していた。最高地点の南峰でも富士山の山頂は見えたが、低気圧の影響か八ヶ岳や南アルプスは上部が雲に覆われている。残念ながら、火打山では眺められる佐渡ヶ島が見えない。昼食を兼ねて、1時間以上を山頂で休憩し眺めを楽しんだ。 午後は燕温泉へ向けて降るが、人の数が多いため岩場と鎖場で渋滞になる。夕方に燕温泉へ着いたらよいので気分的には楽だ。温泉が湧く北地獄谷の湯道分岐から麻平・河原の湯への道を利用した。 かつて、火打山と妙高山に登ったのは積雪期だったので、印象がまるで違う。自由にルートを選べるスキーではなく、道を使うことでいくつもの火山で成り立っている地形を実感した。険しい道だったが、大パノラマでみなさんの充足感も大きかったと思う(2021.9.19)。 |
茶臼山近くから望む妙高山(前を横切るのは三田原山の尾根) |
左=長助池(遠景は左から苗場山・鳥甲山・佐武流山・岩菅山など) 右=日本岩(左)と北峰(三角点) |
左=鎖場 右=乳白色の北地獄谷を渡る(湯道分岐) |
燕温泉へ近づくにつれ、多くのウメバチソウが見られた(北地獄谷) |
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