探山訪谷[Tanzan Report] |
No.707【9月の火打山】 |
高谷池から望む火打山(右)。左へ影火打と焼山が並ぶ(撮影=9月19日) |
左=入山協力金の掲示板(火打山登山口・笹ヶ峰口) 右=十二曲(尾根に出る地点) |
左=ブナ林の道(十二曲〜富士見平) 右=火打山頂上 |
紅葉が始まった天狗ノ庭の上部 |
薄日がさす天狗ノ庭 |
高谷池(撮影=9月19日) |
『山旅倶楽部』で二年前に計画した信越国境の山々。避難勧告が出されて取りやめた山行の再行である。ところが、今回も台風が接近してきて気を揉む日々がつづく。幸い、本州の南岸沿いに東へ進むようなので、出かけることにした。 妙高温泉から笹ヶ峰に入り、入山協力金を納めて登り始める。山腹は見事な広葉樹林で、秋の草花を愛でながら進む。黒沢を渡ると十二曲の急坂で、頻繁に折り返して尾根へ出る。富士見平辺りまで来ると紅葉が始まっており、秋の気配が漂いはじめた。高谷池ヒュッテで昼食を取り、軽装で火打山をめざす。霧雨は止むことがなく、天狗ノ庭も雷鳥平も白く閉ざされていた。風がないので、傘で行動できる。360度の大パノラマは明日の妙高山に期待しよう。 下山を始めると幾分明るくなり、周囲が見渡せるようになった。池塘では虹のかかる景観にも出会うことができた。あと半月もすれば紅葉シーズンなので、今日のような静けさは味わえないだろう(2021.9.18)。 |
左=ミヤマアキノキリンソウ 右=ソバナ |
左=シラネニンジン 右=ツルリンドウ |
左=ゴゼンタチバナ(果実) 右=ゴマナ |
左=オヤマリンドウ 右=マルバノリクラアザミ(?) |
左=タテヤマアザミ 右=ヤグルマソウ |
左=ハリブキ(果実) 右=ヤマハハコ |
左=クロツリバナ 右=シラタマノキ |
左=ミョウコウトリカブト 右=ネバリノギラン |
左=オンタデ 右=ナナカマド(果実) |
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