探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.702【天滝】
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天滝
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落口
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下段
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途中の渓流
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左=夫婦滝  右=鼓ヶ滝
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 それは、突然に現れた。暗い天滝(てんだき)渓谷を遡ってきて、ふと見上げると思いもよらない高さから水が落ちている。まさに天から降る滝だ。「日本の滝100選」に選定され、落差は98mあって兵庫県内では一番を誇る。暑い日だったので、涼しさを求めて藤無山の帰途に立ち寄ってみた。
 入口から沢沿いに道が整備されており、多くの人たちに混じって滝をめざす。ただ、遊歩道のレベルではなく登山道としての認識がいる。サンダル履きの人も見かけたが、落石や滑落に注意が必要だ。途中に名前の付いた滝がつづく。だが、狭まった水流やナメの方が渓谷美としては優れていた。岩壁や斜面には、クサアジサイとイワタバコが目立つ。夫婦滝・鼓ヶ滝をすぎると手摺のある階段がつづき、日に輝く天滝の下に着いた。手前には天瀧不動尊と天瀧三社大権現が祀られている。
 時間的な理由からここで引き返し、筏の集落まで涼みながら歩く。大屋川を渡る手前には、ケヤキなどが目立つ三ノ宮神社がある。境内は広く、彫物師の名前が記された拝殿とヒオウギの花も印象的だった(2021.8.30)。
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見事な彫刻の三ノ宮神社拝殿(筏)
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ヒオウギ
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境内の巨木
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