探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.701【夏の藤無山】
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左=若杉高原おおやスキー場入口にあるトチノキの巨樹  右=スキー場のゲレンデ(遠景は但馬・妙見山)
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遠景左は氷ノ山の山稜(山頂は中央の雲の中)。遠景右に鉢伏山が覗く(スキー場から)
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但馬・妙見山(スキー場から)
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スキー場最上部から東方を望む(養父市側)
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見上げる藤無山
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三室山(遠景左は船木山〜駒ノ尾山の稜線。手前左は竹呂山。遠景右は沖ノ山への稜線)
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左=曲折したブナ  右=藤無山頂上
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藤無山東面の眺望(遠景左からフトウヶ峰・段ヶ峰。中景左手に笠杉山。手前右は大段山)
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遠景右手は夜鷹山(中景左は千町ヶ峰・砥峰。手前に大段山)
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左=オタカラコウ  右=不動滝の手前に祀られた不動明王
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不動滝
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 揖保川の源流にある藤無(ふじなし)山は、播磨側からアプローチするとなかなか遠い。いっぽう、但馬側なら比較的容易で、天気を判断して行こうと考えていた。かつては藪山で、雪のある時期が登山シーズンだったが、現在は宍粟(しそう)市・養父(やぶ)市のどちら側からも道が開かれている。
 この8月は第2週から豪雨や長雨がつづき、他の山行計画はすべて中止。やっと、天気の安定する日が出てきたので、短時間で登れる山域から決めた。
 八鹿(ようか)から大屋川を遡り、養父市大屋町の若杉(わかす)から若杉高原おおやスキー場に入る。ゲレンデの最上部から荒れた林道で稜線に達し、あとは播但国境を南東に向かう。花を終えたジギタリスがあちこちで繁茂していた。両側の大半が植林なので季節感は乏しいが、ところどころで眺望のきく地点がある。残念ながら、氷ノ山は樹林に遮られ、なだらかな尾根の一部しか見ることができなかった。二等三角点の頂上は東側が開かれ、周囲の広葉樹とともによい雰囲気が漂っている。
 帰途、水流に近いところではオタカラコウの花が咲き始めていた。時間があるので、若杉の不動滝に寄って涼む。「若杉ざんざか踊」が伝わる三社神社にも立ち寄った。この踊りは南朝の流れを汲むようで、元は十津川(奈良県)にあるという(2021.8.30)。
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三社神社(若杉)
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