探山訪谷[Tanzan Report] |
No.691【シビレ山から丹生山へ】 |
左=休館中の箱木千年家(山田庄の地侍の家屋) 右=つくはら湖 |
シブレ山の山稜 |
雄岡山(左)と雌岡山(右) |
シビレ山(中央左手) |
丹生山(遠景は六甲の山なみ) |
シビレ山から北方を望む(前景中央は論破山。遠景は西光寺山・西寺山方面) |
南方は須磨アルプスの山々が連なる(シビレ山から) |
淡路島(中央左手は妙見山。右手は伊勢ノ森。朝日山から) |
六甲の山なみ(左から双子山・新穂高・摩耶別山・摩耶山。手前に丸山・高尾山が重なる) |
丹生山から鈴蘭台方面を望む(右手に鍋蓋山・菊水山。手前に長坂山) |
左=戸田道・淡河道の道標 右=丹生山より二十五丁の地蔵標石(表参道) |
丁石が残る参道 |
丹生(たんじょう)・帝釈山系は、水銀とのかかわりが深い。シビレ山もそれに因む山名とされ(朝鮮語説もある)、丹生山とつないで歩いてきた。六甲の山々に比べ静けさが特徴の山域で、景観や雰囲気はよく似ている。 山田町衝原(つくはら)の箱木千年家近くから出発し、ダム湖の北岸を西へ進む。呑吐(どんど)ダムに近づいた沢筋から235.6mの四等三角点に登り、シビレ山をめざす。尾根のところどころで展望が開け、周辺の山々が姿を現す。 自然林から植林に変わり、戸田道の道標や丹生山の丁石を見ながら丹生神社(坂本)へ達した。祭神は丹生都比売命(にうつひめのみこと)で、山頂に立派な社殿と社務所が建つ。前の広場に土俵があり、ネジバナが咲いていた。 表参道を降ると五輪塔を模した丁石が次々と現れる。取付地点に二十五丁の石像が鎮座していた。梅雨明けを思わせる青空と田畑を吹き抜ける風に、久方ぶりの爽快感を味わった(2021.7.11)。 |
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