探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.688【早稲谷川(上林川支流)の滝】
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早稲谷川(八代最奥の毘沙門神社付近)
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左=ササユリ  右=ヤマアジサイ(サワアジサイ)
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弁天ノ滝
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左=弁天祠  右=ミゾホオズキ
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細谷のナメ滝
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八反ノ滝
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左=キシダマムシグサ(?=斑入り)  右=ヤマツツジ
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左=オニグルミ  右=毘沙門神社が祀られた集落
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 「京都府の自然200選」に選ばれている、綾部市の早稲谷(わさたに)川上流の滝めぐりに行ってきた。場所は頭巾(とうきん)山から長老ヶ岳へつづく稜線の天狗畑北面にあたる。由良川に流れ込む上林(かんばやし)川の上流は、地域的には故屋岡(こやおか)町のエリアだ。丹波高原の奥地なので、交通の便はけっしてよくない。ただ、綾部市が運営するバスを利用することで、なんとか日帰りが可能なため「京都再発見」の講座で実施した。
 八代(やじろ)の奥にはいくつもの滝があって、たおやかな尾根筋に比べ、谷筋は険しい地形が各所でみられる。時間的な制約から、今回は弁天ノ滝(H=10m、三段)と八反ノ滝(H=40m、斜爆)を対象にした。行谷にある裏八反ノ滝はあらためて行くことにしよう。
 細谷に懸かる八反ノ滝は、「丹波負笈録」に「奥八端滝と云 布八端はえへる如き名高滝あり」と記され、『丹波志』でも「布八端の丈威 名高滝ト云」と紹介される名爆である。滝壺に着くと、本流でなく一見支流から流れ落ちる滝のように思える。しかし、地形図をよく見ればこの滝の方が源頭の標高は高く集水面積も大きい。ただ、本流筋の方向からすれば明らかに異なる。下流にもナメ状の流れがあって、暑い一日を楽しむことができた。
 弁天橋から左岸の支流を少し遡ると、弁天ノ滝が樹間に見える。大谷流域を中心に周囲は植林地が大半を占めるが、この季節らしい草花をいくつも見ることができた(2021.6.22)。
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