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天気のよい日を選んで、上信国境の四阿（あずまや）山に行ってきた。短い行程を考え、長野県側の根子（ねこ）岳から登る予定で天気予報を頻繁にチェックする。ここ１週間は寒気の影響で不安定な気象状況になっており、デスクワーク中心の生活で、連日うずうずしていた。往復の時間は雨でも問題ないので、半日だけよかったら何とかなる。
菅平高原ダボスを出発し、まずは菅平牧場から根子岳に登る。ちょうどレンゲツツジが見頃を迎えており、早い時間にもかかわらず訪れる人が多い。大隙間の岩場を降りて樹林帯を登り返し、頂上にある四阿山の祠へ至る。帰路は中四阿山から大明神沢を渡って牧場に戻り、高原の風に吹かれながら明治大学菅平セミナーハウスの前を通ってダボスへ降りた。
牧場の入口で入山料（200円）を納め、登山口から見晴台まで登ると西面の眺めが開ける。レンゲツツジと高原周辺の景色を見ていると、少しずつ雲が切れ始めた。やがて、北アルプスの山々が姿を現す。さらなる眺望を期待して山頂に向かうと、今度は群馬県側も望むことができた。ただ、前日の雨の影響か湿度が高い。天気は下り坂なので、すっきり晴れ上がることはなかった。
「百名山」の四阿山はさすがに登山者が多く、三角点まで行って休憩した。浅間山は最後まで雲がとれなかったが、噴煙もわからなかった。中四阿山をはじめ、ところどころに眺望のよい場所があり、飽きずに放牧地まで下山できるすばらしいコースであった。残念ながら、小四阿山の三角点は確認できずに通り過ぎた（2021.6.18）。 |
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| 根子岳（菅平牧場から） |
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| 四阿山（菅平牧場から） |
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