探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.681【白鳥山・韓国岳・大浪池に登る】
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白鳥山(左の鉄塔)と白紫池
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白鳥山から望む爆裂火口と韓国岳(手前の噴煙は硫黄山)
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栗野岳(白鳥山から)
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左=ハイノキ  右=ツクシマムシグサ
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硫黄山と甑岳(えびの高原から韓国岳へ向かう登路で)
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左=ツクバネウツギ  右=ニガイチゴ
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韓国岳山頂近くから見下ろす火口
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左=蕾のミヤマキリシマ(山頂付近)  右=韓国岳の一等三角点
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大浪池外周の尾根
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咲き誇るツツジの花(韓国岳避難小屋近くで)
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大浪池
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獅子戸(ししこ)岳(火口外周の尾根から)
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新燃岳(前景左)と高千穂峰(遠景中央)
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左=ミツバツツジ  右=シロドウダン
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左=ヤマツツジ  右=ギンリョウソウ
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 霧島山(霧島連山)は、最高峰の韓国(からくに)岳を中心とする火山群の総称である。主稜から分岐するエリアにも夷守(ひなもり)岳・大幡(おおはた)山・甑(こしき)岳などがあって、宮崎・鹿児島両県にまたがる広大な山域を形成している。20以上ある火口には湖を擁するものが多い。最も古い火山は栗野(くりの)岳で、新燃(しんもえ)岳・御鉢(おはち)・硫黄山は現在も火山活動が活発だ。状況に応じて入山規制が行なわれている〔当日の噴火警戒レベル=1(活火山であることに留意)〕。流れ出る河川は三方向で、大淀(おおよど)川は太平洋へ。川内(せんだい)川は東シナ海。天降(あもり)川は鹿児島(錦江)湾に注ぐ。
 ミヤマキリシマの花期を考えて計画したものの、今年は梅雨入りが早く、天気と火山活動(硫黄山)の影響で行程を変更した。まず、えびの高原から白紫(びゃくし)池を経て白鳥(しらとり)山を往復し、硫黄山を横に見ながら韓国岳をめざす。この日は週末で、天候も回復傾向にある。そのため登山者が多い。登るにつれて霧が立ち込めてきた。名前どおりの山になって、周囲を眺めることはかなわなかった。
 大浪(おおなみの)池へ木の階段を降りると、標高1,500m位から下部は視界がきくようになった。韓国岳避難小屋の前で昼食をとり、鮮やかなツツジの花を愛でながら池の外周尾根を東回りで進む。時間が足りなくなったので一周はあきらめ、岩場の上に立ったり火口湖を覗き込んで時間を過ごす。火口壁の最高地点(1,411m)からは、これまで以上の美しさが展開する。変化に富むツツジの色彩に、各所で感嘆の声を上げながら大浪池(本来は池の名称。現在は火口外縁を表す)登山口に降り立った(2021.5.22)。
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霧島連山(左から白鳥山・韓国岳・新燃岳・高千穂峰。背後に夷守岳の山稜が横たわる。2021年5月23日撮影)
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