探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.68【山岳連盟「読図講習」パート2】
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 左=机上講習で、地形図とコンパスの原理を学ぶ(7月14日)
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 左=チェックポイントをみんなで検証(以下、7月16日)  右=尾根で確認すべきエレメントを考える
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 左=ルートの途中には台杉が次々と現われた  右=稜線上の窪地(谷の源頭)では、バイケイソウの群生が見られる
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 左=ブナノキ峠方面の山なみを望む  右=赤崎中尾根の分岐にある、雷で焼けこげ空洞になった大スギ
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 左=赤崎中尾根にある最大のスギ  右=佐々里峠近くはミズナラやブナが目立つ
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〔机上講習〕
 6月30日に開催した講習と同じ内容で、地形図に関する基本的な事柄を学んだ。

〔実技講習〕
 今回は、佐々里峠から小野村割岳の稜線で現場の地形と地形図を見比べながら、尾根歩きで必要な確認事項や地形の先読みを体験した。
 現在地を整置(正置)で掴み、これからのルートがどうなるかを参加者一人ひとりが先頭を歩いて体感する。担当する者が次のポイントまでのイメージを地形図から読み取って発表し、そのポイントまで進む。そして、「この地点」だと判断した根拠を上げて、全員が納得できるか意見を聞いて検証した。間違った場合も、さらに先の明確になった地点で修正できることを学んだ。質問の数や説明に時間がかかったため、小野村割岳の西にある911m峰で時間切れになり、皆さんの了承を得て往路を戻る。せっかくなので、赤崎中尾根の上部にある台杉の巨木へ立ち寄った。
 ルートにした稜線の樹林はすばらしく、秋にでも登頂できる山行を計画したい。
 人数が少なかったので可能だったが、各受講者に担当区間の読図を任せる方法は、講習の形式として優れていると思われる。「読図山行」は面白いという声が何人も寄せられた。

  安全登山学校「道迷いをなくそう、地図を読もう」編 パート2
   主催:京都府山岳連盟/主管:遭難対策委員会・指導委員会
   日時:7月14日(木)19:00〜21:00〔机上講習=テルサ東館2階〕
      7月16日(土)〔実技講習=京都北山「小野村割岳」〕
   ルート:佐々里峠〜911m峰(往復)
   参加人数:25名〔机上講習〕/21名〔実技講習〕
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