探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.672【中尾根から釈迦ヶ岳へ】
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中尾根上部の岩場を登る(遠景は左から国見岳・御在所山と雨乞岳)
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ルートの核心部(岩塔の通過がポイント)
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大蔭のガレから猫岳(中景右)を望む(遠景は左からイブネ・クラシと大峠付近。右に黒尾山)
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キレットへの下り
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御池岳(左から鈴ヶ岳・鈴北岳・ボタンブチ・土倉岳)。中景右は静ヶ岳。遠景右に伊吹山
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藤原岳(左から頭陀ヶ平・天狗岩と孫太尾根)。中景は竜ヶ岳と遠足尾根
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養老山地(左に笙ヶ岳と小倉山・養老山)。前景右手は福王山
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中尾根上部と大蔭のガレ(猫岳の稜線から)
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黒尾山(左)と日本コバ(右)。遠景は比良山系
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中央は不老堂(左)と割山(右=水木野)。遠景右は天狗堂(最遠景は野坂山地)
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四日市の山麓から望む釈迦ヶ岳
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 何十年ぶりかで鈴鹿の釈迦ヶ岳へ出かけた。御在所山とともに人気を誇る山だが、以前は主稜のほか庵座谷や松尾尾根がコースの中心だった。最近になって、中尾根に道が開かれていることを知った。そこで、朝明(あさけ)渓谷から取り付き、松尾尾根と合流して釈迦ヶ岳へ向かう。最高点と三角点を確認して主稜を南下。羽鳥峰(はとみね)峠から朝明渓谷へ降りる周回コースを選んだ。
 庵座谷ではテント村から左岸を登る。緩急ある樹林帯を進むと、鳴滝コバで御在所山方面が望めるようになった。三段ノ滝から来る道が合流すると、いよいよ岩場である。先行する数人はうまくルートファイディングできずに迂回路へ引き返されたが、フリクションの効く花崗岩は快適そのものだ。岩峰から周囲を見渡せば、鈴鹿の山々を前に伊勢湾や琵琶湖方面まで望める。西側が大きく崩れた大蔭(おおかげ)のガレも、スケールと高度感があってすばらしい。松尾尾根ノ頭を過ぎると山頂に着く。最高点は多くの人たちで賑わっているため、三角点まで行って昼食休憩にした。
 猫岳から羽鳥峰にかけては、美しい樹林にところどころ草地があって、愛知川水系の山々が近づく。左手には、登路にした中尾根が岩塔と大きなガレを伴って迫力ある光景を見せていた。峠から谷筋に降りるとデ・レーケの砂防堰堤(「なわだるみ堰堤」)があり、慎重に下って朝明川本流に降り立つ。変化に富むコースは楽しく、参加者にも好評だった。この日見た花は以下のとおり(2021.5.3)。
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左=オオイワカガミ  右=キランソウ
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左=アブラチャン  右=ミツバツツジ
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「なわだるみ堰堤」と呼ばれる猫谷第二堰堤
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