探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.669【居母山の眺望】
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遠景左は法沢山。中央に高竜寺ヶ岳・東里ヶ岳が重なる。遠景右は磯砂山(中景手前に郷路岳)
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遠景左から江笠山・赤石ヶ岳・大江山・天ヶ峰(前のアンテナが建つピークは633.2m峰(二等三角点=登尾峠)
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三岳山(遠景左は由良ヶ岳。中景左は天ヶ峰)
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東南東方向の景観(最遠景中央左は長老ヶ岳。中景中央は鬼ヶ城の山稜。遠景右は三峠山)
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高源寺跡付近から南西を望む〔遠景はフトウヶ峰(左)から藤無山(右)にかけての山々〕
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中景中央は朝来山(遠景左からフトウヶ峰・段ヶ峰・千町ヶ峰。右端は笠杉山)
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遠景中央は竜ヶ岳。後ろ右手に妙見山
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粟鹿山
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最遠景左は阿舎利山。中央は須留ヶ峰と最遠景右手に藤無山(中景右手に大倉部山)
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栗尾山・深山の山稜
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 夜久野(福知山市)にある居母(いも)山は、為母山・妹尾山などと表記されてきた。山上にあった高源寺の山号でもあり、製鉄遺跡があることから鋳物師を表すともいわれる。先日の高竜寺ヶ岳では、大江山方面が見えなかったので、周辺の全体像を掴むため近くの山へ再び出かけた。
 直見川流域の西垣から取り付き、山頂近くで金谷峠からの尾根と合流して山頂へ。眺望と昼食で休憩したあと、栗尾と今里を結ぶ峠に向かう。その後、府道(707号)小坂(こざこ)青垣線を村木神社まで歩いた。今回は南と西が遮られ、標高の関係から望めない山も多かった。
 この日は、地元『居母山クラブ』のメンバー4人が山頂周辺で作業をされていた。灌木や藪の刈り払いと視界を遮る樹木の伐採。訪れる人のために、仮設トイレの補修などを行なうとのこと。郷土の山を大切にされていることが、話しからよく伝わってくる。目を凝らしていると、「子供の頃は日本海が見えた」と言われる。山中で暮らす人々にとって、海は憧れの対象だ。京都で生まれ育った私も、同様の気持ちを抱く。
 地形図を確認すると、稜線に近い場所は自然林が多い。期待どおり、歩きやすい樹林帯で峠に降り立った。谷筋にはミツマタが群生する。あちこちで花が咲いており、地域の産業資源になっているらしい。バス停前の神社にあるカツラの巨樹も見事だった(2021.4.21)。
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山頂で作業する『居母山クラブ』の会員
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左=高源寺跡付近の林  右=ミツマタ
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カツラ(今里・村木神社)
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