探山訪谷[Tanzan Report] |
No.667【長老ヶ岳・音海コースを登る】 |
左=肘谷バス停付近の案内板 右=マムシグサ |
左=音海の民家 右=オオイワカガミ(白花) |
愛宕神社への道 |
落葉広葉樹の尾根 |
左=アセビ 右=タムシバ |
頂上からの眺め(上=仏主方面 下=三埜・大野方面) |
オオイワカガミ |
丹波高原の盟主である長老ヶ岳には、旧和知町(京丹波町)からコースを変えて何度も登った。旧美山町(南丹市)側にも三埜(みつの)と音海(おとみ)からコースが整備されていて、機会がないものかと温めていた。 南丹市のバスを利用すると、肘谷から音海を経て登れることがわかり、新緑と眺望を期待して実施する。地元と北桑田高校の生徒らが中心になって新コースがつくられ、かつて歩いた旧道とは尾根が異なる。集落上部の愛宕神社からは、右手の谷を越えた先の尾根にジグザグがつづく。 急登の植林帯を離れると、広葉樹林になって雰囲気がよくなった。林床にはオオイワカガミの群落が次々と現れる。「かえる岩」と名づけられた辺りから、樹間を通して周囲の山が姿を覗かせるようになった。頂上の鉄塔も見えるが、西から厚い雲が急速に近づいてくる。遠くの山々は瞬く間に閉ざされた。寒気の南下による典型的な「うらにし(裏西)」の天気で、ミゾレに見舞われる。 音海を見下ろす大岩では展望がなかったものの、丹波らしい尾根がつづいてすばらしい。下山すると、雲は遠ざかってすっかり青空が戻っていた(2021.4.18)。 |
大野ダムの湖水(虹の湖) |
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