探山訪谷[Tanzan Report]
space
space
space
space
 No.653【龍王山の展望】
space
210301_6
space
space
高野山方面(遠景左から荒神岳・陣ヶ峰・摩尼山・楊柳山・弁天岳。手前右に国城山。平野に接する尾根の末端は天香久山)
space
space
space
210301_3
space
space
左から金剛山・葛城山・岩橋山・二上山
space
space
space
210301_4
space
space
金剛山(遠景左)と葛城山(遠景右)。平野に畝傍山(左奥)と耳成山(右手前)が見える
space
space
space
210301_5
space
space
左から二上山・屯鶴峰・明神山など(間は大阪方面)
space
space
space
210301_7
space
space
遠景は信貴山・生駒山の山なみ(手前に矢田丘陵が横たわる)
space
space
space
210301_10
space
space
黒塚古墳から龍王山を望む
space
space
space
space
 天理を代表する龍王山は、眺望のよさから奈良県の景観資産に選ばれている。山頂からは、大和盆地を前にすばらしい絶景が広がる。この日は入門者向の講座なので、天理ダムまでバスを利用し、藤井川を遡って北城に向かった。
 山上には、戦国時代の豪族=十市遠忠(とおちとおただ)の築いた山城が広がり、曲輪・虎口・土塁・竪堀などがよく残っている。はじめに登った北城の方が規模は大きいものの、狭い範囲しか眺望が得られない。つづいて南城の本丸にあたる山頂へ向かう。
 一段下の広場と二等三角点のある頂上からは、広範囲に景色を眺めることができた。展望図には明石海峡大橋まで描かれている。少し霞んでいたが、それでも高野山から京都の西山の一部まで確認することができた。
 下山は長岳寺からつづく尾根を降り、黒塚古墳に寄ってから柳本まで歩く。山麓の果樹園では、愛宕山のスカイラインが見えた。天理市トレイルセンター付近では梅の花が咲き、ウグイスの鳴き声も聞こえてきて、春を感じる一日だった(2021.3.1)。
space
space
210301_1space210301_2
space
space
左=天理ダム  右=北城本丸跡
space
space
space
210301_8space210301_9
space
space
左=南城本丸跡(龍王山頂上)  右=長岳寺大門
space
space
space
 →「探山訪谷」へ戻る→ホーム(トップ)へ戻る
space