探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.650【鶏籠山】
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左=觜崎磨崖仏  右=揖保川の対岸に建つ磨崖仏の拝殿
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屏風岩から望む寝釈迦(頭にあたる山が鶏籠山)
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鶴觜山から望む鶏籠山(鼻の頭が本丸跡。遠景は小豆島)
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左=三坂神社  右=龍光寺
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的場山との鞍部に立つ石灯籠
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本丸跡の石垣
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二ノ丸跡
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左=山麓の龍野城  右=岩見用水
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旭橋から振り返ってみる鶏籠山(左奥は的場山)
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 兵庫県たつの市の鶏籠(けいろう)山に行ってきた。周辺は醤油とソーメンの生産地で知られ、城下町としても歩きたいところである。山名は鶏の伏せ籠に似ていることから名づけられたらしい。山上に赤松氏の龍野古城(朝霧城)跡がその様子を今に伝え、後に山麓へ移築された城跡もよい雰囲気を漂わせている。秀吉の時代から幕末までつづいた城下の町並みは散策に向いている。
 トレッキングの講座で、この山と町歩きだけを取り上げるには簡単すぎるため、初めに鶴觜(つるはし)山へ登って全体像を目に焼き付けた。觜崎(はしさき)橋近くの磨崖仏を拝してから、岩尾根を鶴嘴山へ登って昼食にする。タイコ岩から皿池近くに降り、揖保川を渡って北龍野に向かう。
 山麓の三坂神社には巨木があり、すぐ上の龍光寺の南側から山手に取り付いた。「近畿自然歩道」のコースになっているものの、あまり歩かれていないようだ。坊跡と思われる段状の平坦地から的場山との鞍部に上がる。いよいよ城跡が展開し、竪堀・堀切・土塁・曲輪・石垣などが次々と現れる。要所に説明板があってわかりやすい。二ノ丸跡から急な坂道を下ると龍野城(霞城)に出た。ウメの花が咲き、弓道の体験イベントが行なわれていて人の姿が目立つ。少し早めに予定のコースを終えたので、ここで解散して余った時間を町歩きに充ててもらう。私は歩行者専用の旭橋で東岸へ渡った。下流域へ水を引く岩見用水に沿って、「ヒガシマル」の工場を見ながら本竜野駅へ向かう(2021.2.14)。
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