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以前から気になっていた羽曳野の寺山へ行ってきた。河内や泉南から望むと、平野に隣接して存在を主張している。こんな足場のよい位置にありながら注目されないのは、人々の目が周りの名山や見どころに注がれるからかもしれない。標高が300mにも満たず、薮山としてイメージされることも影響しているのだろうか。 近鉄大阪線の「大阪教育大前」駅から原川に沿って下り、支流を遡って国分池に着くと雑木に囲まれた落ち着いた景観に包まれる。尾根に出ると眺望がよくなり、大阪平野を前に淡路島から北摂が視野いっぱいに広がった。上部にはベンチまで置いてある。反射板を見て二等三角点の山頂までは、わずかな時間で登ることができた。 奈良県側の屯鶴峯へ向かうため、197m標高点のある尾根に進路を取る。あちこちに倒木があり迂回しながら東へ。標高点付近には三つの鉄塔が建っていて、再び眺望がよくなる。今度は奈良盆地が大きく広がった。ここで昼食と山座同定の時間にあてた。 最後は名勝の屯鶴峯を歩き、香芝市の穴虫(あなむし)に出た(2021.1.8)。 |
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国分池 |
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屯鶴峯から見た寺山(左)と197m標高点(右) |
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屯鶴峯最高点(一番前の送電線鉄塔の後ろ) |
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