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冬型の気圧配置で雨や雪がちらつく日に、トレッキング講座で西賀茂の十三石山に出かけた。何度も取り上げている山だが、2018年秋の被害をもたらした台風以降は初めてである。山名の十三石は賠償石高を示すといわれるが、あくまで伝説にすぎない。 この日のコースは市バスの西賀茂車庫から車坂に向かい、「京都一周トレイル」で小峠へ登って山頂をめざす。帰途は、氷室から京見峠を経て鷹峯源光庵前まで歩き、途中の釈迦谷山にも立ち寄る予定だ。 盗人谷は倒木が多いものの、トレイルコースはなんとか通れるようになっている。小峠までは順調に行動できた。十三石山への尾根を上がると、やがて東側が開かれた展望所に着く。しばし眺望を楽しんだ。すぐ先の分岐から十三石山を往復。 かつて、雲ヶ畑志明院への参詣道が越えていた満樹(万寿)峠の先では、倒木がそのままの場所も何箇所か見られる。被害の大きさを、あらためて実感するひとときになった。ちょうどこの辺りが天気の分かれ目で、北側は雪雲が頻繁に流れ込み小雪が風に運ばれてくる。南側は雲間から太陽が顔を出し温かさが感じられた。下山は分岐から氷室へ直接降りる(2020.12.20)。 |
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左=車坂から振り返る市街地方面 右=倒木を越えて山頂へ |
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満樹(万寿)峠 |
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釈迦谷山頂上 |
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