探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.597【夏の寒風に登る】
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左=中腹のブナ林は吹き抜ける風に助けられる  右=オオイワカガミが群生する林床
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咲き始めたトリカブト
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遠景左は野坂岳。中景中央右が三国山。手前右手に赤坂山と明王ノ禿が重なる(寒風で)
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中景中央は猿ヶ馬場。遠景右に乗鞍岳(寒風から)
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マキノの平野部を見下ろす(右手は琵琶湖。海津大崎の向こうに竹生島の一部が見える)
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草地の稜線を粟柄越に向かう
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粟柄越の石畳
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 9月になったが暑さと湿度は夏と変わらない。担当している山歩きの講座が今月から再開し、この日はその第1回目である。
 春から外出を控えている方もあると考え、当初の計画を見直した。予定していた大谷山は省く。マキノ高原から寒風に登って粟柄越へ向かい、その峠道を下る周回コースにする。最初に、熱中症に対する注意事項や症状が疑われる場合の対処法を伝えた。
 いざスタートすると、旧ゲレンデの緩いスロープでさっそく汗が吹き出る。みなさん日傘をさしての行動。樹林帯になって標高が高くなると幾分歩きやすくなった。林床を覆う緑に爽やかな気分となるものの、調子の出ない方も見受けられる。こんな日は休憩を頻繁に挟んで水分・糖分・塩分の補給をしなくてはならない。スローペースで時間をかけ、ちょうど昼に山頂へ着いた。
 北西の季節風が吹きすさぶ稜線は草地になっており、谷から吹き上げる風が心地よい。見通しも少しよくなって、昼食後の区間はこの日のハイライトだ。雲谷山の右手には若狭湾が望める。粟柄越の峠では、「無理は禁物」と赤坂山に立ち寄ることはしなかった。2リットル以上の飲み物を摂取する1日だったが、下山後はさらに氷でクールダウンを図った(2020.9.1)。
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