探山訪谷[Tanzan Report] |
No.594【幌尻岳――千呂露川二岐沢ルートの花】 |
二岐沢〜ダケカンバ林 |
エゾフキ(アキタブキ)で埋まる谷沿いの道 |
左=キオン 右=エゾアジサイ(ムツアジサイ) |
左=キツリフネ 右=ウツボグサ |
左=ダイモンジソウ 右=ヒヨドリバナ |
左=エゾトリカブト 右=サラシナショウマ |
左=ヒダカアザミ 右=ヨツバヒヨドリ |
左=ミソガワソウ 右=オヤマリンドウ |
左=オトギリソウ 右=カンチコウゾリナ |
左=オオハナウド 右=エゾトウウチソウ |
左=サンカヨウ(実) 右=ミヤマセンキュウ |
左=ハクサンボウフウ 右=ミヤマアキノキリンソウ |
ハイマツ帯〜山頂 |
エゾグンナイフウロ・イワオトギリの群生地(戸蔦別岳Cカール上部) |
ミヤマアケボノソウ |
ユキバヒゴタイ |
左=ヤマハハコ 右=ナガハキタアザミ |
左=タカネナナカマド(実) 右=タカネトウウチソウ |
エゾグンナイフウロ |
左=コウメバチソウ 右=ミヤマリンドウ |
左=エゾリンドウ 右=エゾノツガザクラ(ユウパリツガザクラ?) |
左=エゾウサギギク 右=イワブクロ |
左=エゾツツジ 右=ムカゴトラノオ |
左=ミヤマアズマギク 右=リンネソウ |
左=ハクサンボウフウ 右=エゾシオガマ |
左=タカネナデシコ 右=エゾタカネツメクサ |
左=イワオトギリ(ハイオトギリ) 右=チシマギキョウ |
左=イワギキョウ 右=イワツメクサ |
「ポロ」(大きい)「シリ」(山)は、日高山脈を象徴する山(最高峰)である。 選んだルートは、沙流川支流の千呂露川を遡って二岐沢出合に達し、二ノ沢の途中からヌカビラ岳の支尾根に取り付く。そして、三ノ沢源頭のお花畑を過ぎて北戸蔦別岳で主稜と合流。そこから戸蔦別岳の間は日高と十勝を分ける国境稜線で、間にある1881m峰は橄欖(かんらん)岩の岩峰だ。戸蔦別岳からは、七ツ沼カールを眼下に見ながら南に派生する支稜を幌尻岳へ向かう。地質は変化に富み、片道約13.2キロの道には多くの草花が咲いていた。その道中で見た花々のメモを掲載する。 夏の花も場所によっては終わっているものが多く、半月ほど遅らせた影響がよくわかった。下部では、トリアシショウマ・オオバタケシマラン・サンカヨウ・ツバメオモト・ツマトリソウなど。上部ではチングルマ・シラタマノキなどが花期を終えていた。反面、秋の草花を見ることができた。 ダケカンバ林には低木のヒロハガマズミがあり、ここ日高山脈北部と定山渓にしか分布しないという。また、ハイマツ帯ではオニシモツケを多く目にした(2020.8.17〜8.18)。 |
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